2014年2月6日木曜日

もし、富士山が噴火したら

富士山火山防災対策協議会の予測データが発表されました。
広域で神奈川県、山梨県、静岡県を範囲とした会議。
噴火の規模は宝永噴火と言われる直近の大噴火1707年。
つまり、300年富士山は沈黙なわけです。
富士は成層火山といって、同様な場所で数回大噴火して出来た火山。
予測も富士山の範囲内で爆発するとしているようです。
10万年以上前から 数万年から数年程度の間隔で噴火しているようです。
もっとも昔は海底だったので海底火山時代もあるんですかね。
お盛んだったのは西暦800-1000年代にかけてのようです。
その後は400年、50年、150年という間隔で最後はその数年後宝永噴火で静かに。
全く周期というものがないのでまるで死火山のようです。
火口から熱したものが出ている報告もなし。
つまり、山頂より周りで噴火が起こる可能性も考えられます。

さて、宝永噴火並みだと890万人が灰の影響を受けるとのことです。
そのうち、47万人は避難という状態になる。
火山灰が30センチ以上、屋根に積もると崩壊の危険がある。
冬季節だと雪が溶けて泥流による被害も出る。
火山灰は神奈川県に大量に降るので被害は870万人以上になる。
また、30センチ積もる地域も神奈川で40万人が被害を受ける。

当然、東京にも被害が及ぶと思いますが東京は該当地域外。
ケースバイケースというか風向きなど色々な要素でその被害地域は変わるでしょう。
宝永噴火で江戸も降灰があったと記録されている。
灰ですから土より軽く微細、これは厄介です。
何れにしても人口過密地域に被害が出ることになるでしょう。

これは天災ですが災害規模は科学的に正しい判断で最小限にしてほしい。
今の日本にその能力があるんですか。

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