昔々の話です。
インターネットが国境や全く規制がない時代の話。
写真を電子郵便で送付する際、当時のデータ量規制などで分割する必要がありました。
ニフティーサーブって電子交換プログラムがあってニフティが開発したのがGIF規格。
これにより電子写真が分割送付出来る仕組みが開発され特許というか利用が可能になります。
つまりニフティ以外では使えなかった仕様ですね。
その後、圧縮技術が進歩してjpgなどが出てくるわけです。
インターネットそのものは学術、技術などの情報交換が目的でしたがあっという間に一般利用が増えました。
それはエロ画像の交換目的が主なものでした。
当初はそれも技術発展につながると判断していたのでネット社会は情報ハイウエイと言ってアメリカを中心に世界中に広まったわけです。
当時は回線そのものはアナログの音声回線を利用していたのでかなり電電公社に使用量を払っていたものです。
速度も遅く今のデジタル回線とは及びもつかないノロノロ状態でしたが楽しさは今のとは比べ物になりませんでした。
それがGIFフォーマットの思い出です。
今は世界中から電子データのやり取りをすることが出来るわけですが規制も入ります。
例えば中国などはかなり規制を引いていますので世界中に情報が流れることもありません。
つまりインターネットの機能は開発当時のようなものとかけ離れていろいろな規制を受けるようになってしまいました。
遵法自治の世界はもはやありません。
規制だらけの現代社会を反映してユートピアじゃあ無くなっちゃったわけです。