2019年8月31日土曜日

SP-2 塗装完了

先日から塗装工作を行っていましたがようやく完了。
ただし、ヘッドライトレンズが未装着。

この#5021は現在も静態保存されているようです。


コルゲート排障器ですから更新後ということでしょうか。
この機関車は30年程度でほとんどスクラップされています。
3シリンダーでメインテナンスの問題もあったと思います。

ウィキペディアには1926年製造。
ニューヨークのALCO製で3シリンダー機は全米で5種類しかないようです。


これが組み立て後になります。
違うのは排障器がコルゲートでないのとベルの形状ですね。
サンドドームがシングルなんですが模型化は日本製ではこれだけですかね。
なかなか堂々としていて50年以上経過した模型とは思えないというか立派だと思います。

デカール貼り付け後のオーバーコートですがクレオスの水性トップコートで大丈夫ですね。

足回りは黒染めしてあるだけです。
ウェザリングを考えてあえて塗装はしていません。
このままでも足回りは汚れて見えたりします。
なので特にしませんでした。

2019年8月30日金曜日

デカール処理後のトップコート フィニッシュ作業

いよいよ塗装工作の最後の段階です。
昨夜までデカールの気泡処理で2日かかりました。
と言っても作業は2時間程度ですが考える時間ですかね。

このHのテカリが問題ですね。
マットな下地に貼ったデカールはどうしても微細な気泡が入り込んでいます。
これって気泡じゃ無いかもしれませんがオーバーコートする際どうなるって気になります。
とりあえず、縫い針で突きソフトナーをつけ綿棒を転がすように押し当てて下の状態です。
これ以上だとデカールがどうなるかわかりませんのでここいら辺で終わり。

さてトップコートはどうする。

昔はと言っても20年程度前にはテスターのダルコートが手に入りそれを使いました。
今回はこちらのミスターホビーグンゼですかね。
水性ホビーカラーのトップコートを使いました。
こちらはプレミアムなんてのを売り出し2種類で6分類くらいあります。
何どうなのか不明でしたがとりあえず、プレミアムの半光沢という製品を使いました。
こちらは水性と言っても水で薄められるかどうか不明です。
ちゃんと薄め液がありましてそれなりの価格だから水じゃないでしょうね。
ほぼ半々程度使いました。

竹串でよく撹拌して見ても白濁していますよね。
まあ、透明というわけじゃあないでしょうけど。
ダルコート(テスター外)で茶色っぽい透明な塗料を使ったことがあります。
白濁していないので透明度は高いですけど今はないなあ。

このコート液を0.5mmのエアブラシを使って吹きまくりました。
吹き付け加減は20センチ程度から濡れるような状態ですね。
見た目は水のようなもんですからそうなりますね。



もう一度オーバーコートしてもいいかなあと思います。
とりあえずはこれでおしまいです。
組み立てで塗装が剥げますのでその時はタッチアップで処理しましょう。

2019年8月29日木曜日

デカールの工作2 エアブラシ段階での反省点 気泡の処理 タッチアップ

一応の作業手順で切り抜き、水張り、ソフトナーと進みそれぞれ乾燥時間を入れながら丸一日で貼り終わった。
貼り終わるというのは処理として残っているものがある。
オーバーコートをしちゃうと直せない、リベット部分の気泡とかあらゆる気泡を潰す作業が残っている。
今回、マズかったのはほぼつや消し状態のザラザラ表面がデカールには厄介な問題。
ブライト塗装の方が良かった。
反省し次回はブライトで吹きつけよう。
何しろ金属モデルのラッカー塗装は初めてなんで何が起こるかわからない。

わかったのは乾燥がめちゃくちゃ早い。
塗面が薄い傾向になる。
吹き付ける距離が近い方がいい。
何度か吹き付けて厚みを出す。(今回は3回程度で不足)
表面が平滑になるにはブライト、光沢の塗料を使わないとデカールが気泡だらけになる。


この肌合いではデカールが塗面にしっかりと着かず気泡もできる。
ソフトナーで何度も修正したが難しい。


使ったソフトナーは
マイクロスケールの純正「Micro SET」
ミスターのマークソフトナー。
MICRO SETはお酢、酢酸の作用で柔らかくするようだ。
ミスターは科学薬品、水溶性だろう。

気泡はソフトナーと縫い針、綿棒を使う。
まず縫い針で穴をあけソフトナーをつけて柔らかくして綿棒で抑える。
そんな手順だが結構荒っぽいと思う。
下手をすると破れたり内容が崩れたりする可能性があるだろう。
まあ、他の手立てが考え付かなかった。


この通りまだまだ気泡が残ってしまっている。
なかなか進まない。


デカールの切り抜き不備による不要な部分のタッチアップ
これは昔販売していたパイロットのドローイングペン0.1mmで修正。
水性インクだと思うがオーバーコートで大丈夫だと思う。

デカールの工作1 MicroScaleDecal SouthernPacific SP-2 切り出し 貼り付け

一旦、吹き付け作業を終了。
小さなタッチアップなどを残しているがこれからの作業で増える可能性もあるので次の工作段階に。
デカールを貼る。
デカールは非常に便利というかこれを行わないと完成しない。
器用な方が昔は筆書きなんてのもあったがそれは天文学的器用さだ。
今は器用でもデカールを使うだろうというくらいデカールはよく出来ている。

MSDは模型用デカールの老舗というかかなり広範囲に製品を展開している。
鉄道模型用は一種類、それぞれの鉄道会社が揃っている。
鉄道模型用としてはChamp Decalが日本には先に入荷していた。
天賞堂にある程度の種類が揃っていたのは自社製品にも使っていたかもしれない。



デカール貼りの位置と種類などなどはこれを基本にSPの通常表記などで種類を決める。
デカールはMicroScale Decal社の直販で購入。
SP蒸気用は2種類あってヘビーとミディアムを2枚ずつオーダー。
一枚1500円程度。

切り出しはステンスケールと普通のカッター。
デカールの台紙って結構厚いので力強く。
MSDは文字列一つづつ剥がれるようになっているので大雑把でもOK。
大雑把と行っても1mm程度大きくということで。
あと今回ナンバーボードを黒地白文字を使ったらナンバーが2ピースなので切り口が出てしまった。
ナンバーボード用は一列で2種類あり大を使った。
小の方が楽かもしれないが大がスケールサイズなので。
あとは白文字を切り取るという方法もあるがXがない。

機番を「5021」にした。
これは手持ちの写真で砂撒き管がボイラー外に出ている写真がこれしかなかったから。
あとの形態はほとんど変わらないがこの砂撒き管は露出しているので目立つ。
多分、登場時期は露出していたんだろうがほぼボディー内に改良されている写真だろう。

切り出しのデカールは常に機番は2ピースになる。
煙室扉のライトに機番 2ピース。
煙室上のナンバーボードは「X5021」で3ピース✕2セット
運転室外はナンバーと機種動力表にSP-2の4ピース✕2セット
テンダーは連結側のエンド中央に機番とSPで3ピース。
テンダー側面はSOUTHERN PACIFICロゴとキャパシティーの2ピース✕2セット。
一応これでOK。
合計で23ピースと意外に多いと思う。
それはナンバーが2ピースだから。

切り出したデカールの貼り付けは煙室扉から後ろに下がるように行った。
道具は竹串、ピンセット、こより面相筆、ソフトナーが主なもの。





デカール紙はA5程度だろう。
なんだか数輌取れそうだが正式には2輌から4両だろう。

皿に水、冬場はぬるま湯などが台紙剥離には必要だろう。
今の季節は水で数分浸せば大きいものは自動的に剥がれる。
台紙はすぐに取り除いたほうがノリが水に溶けないと思う。
台紙のままデカールを移し貼るという方法もあるがこれはデカールにノリが乗って後々始末が悪い。
その代わり、台紙を取るとデカールが丸まってちょっと面倒になる。




ライト下部のナンバー表示は白文字が適当。
これは黒ベースがある文字列から切り出したものでライト下部のナンバーボード。
50と21の間に1が入り込んでいるのは切り抜きの失敗。
虫眼鏡サイズだが年取った証。
乾燥後にタッチアップの手間が増えた。

続く。

2019年8月28日水曜日

ウィペット アトムの死

12年間足元で一緒に過ごしていたアトムが往生しました。
2日ほど苦しみましたが母親の手の中で息絶え永遠の眠りについてしまいました。
アトムは三重県鈴鹿市のシェルターからお預かりした犬。
推定3歳、飼い主から放棄されたウィペットということでした。
数十頭の犬が3部屋程度に分かれて飼育されていましたが環境は決していいとは言えない気がしました。
アトムはどの犬とも懐かず一人座布団の上に寝転んだ状態でした。
他のウィペットでも良かったんですが若いウィペットは走り回り狼のような気配でした。
アトムは大人しくケージに入りそのままクルマで東京へ。
それから私の足元というか仕事場のような場所で暮らし、3回の散歩も楽しくいい思い出です。
預かって1−2年はドッグランに連れて行きましたが他の犬を嫌がり逃げ回って隅っこで怯える始末。
犬には恐怖感しかなかったようです。
それは一生そうでした。


それでも他に犬がいないときは一緒に遊びましたね。
やっぱり走り方は一流というか美しく力強いイメージですね。

預かって2週間後のドッグランに初めて行った時です。
朝の他の犬がまだ居ない時間帯ですね。


先輩のラグビーと一緒に旅行

2頭とも仲は良かったんですが何しろサイズが違いますので一緒に遊ぶというのは稀でしたね。


数年前に狂犬病予防接種で病院に行った時、ドクターに心臓が悪いと言われました。
雑音がするということで心臓が肥大しているような話でした。
薬で治らないか聞きましたが治らないとのこと。
つまり、徐々に悪くなり死に至るということです。
その前に他の病気に罹ったらという心配はしませんでしたね。

ところが2年前に両目がほとんど見えなくなりました。
白内障がひどくなったのとそれ以外にも曇っていると言われました。
私の母親も晩年失明したんですがそれから人間でも大変でした。
犬はもっと大変でしたね。
散歩してもあっちこっちぶつかりますので綱は短く持つんですが、色々匂いを嗅ぎたがりますしもう一頭にも気をとられます。
倍以上疲れる散歩になりました。
もともと、運動が必要な犬種なんで最後の1年は私のダイエットもあり見えない中で毎日五キロ程度の散歩でしたね。

最後は散歩中に転倒することがあり散歩は中止しました。
それから1週間程度で立てなくなり苦しみながら2日間で永眠。
なんだか今考えると呆気なかった。
苦しんでいる犬の面倒は大変です。
不思議と頭を抱いてあげると落ち着きます。
離すとまた苦しむという30分間隔の地獄でしたね。
それでも短い間でしたし二人で見ましたので寝不足になりながら息を引き取りました。

大森ペット霊堂というところに電話して予約を取りました。
土曜日未明の2時半永眠で土曜日は無理で日曜日夜6時から予約が取れました。

ペットロス

可愛がっていた動物が往生して4日目。
どうやらペットロスになりそうな気がする。
頭からペットが離れないのだ。
すぐそばに遺骨があるし、写真動画の類は見放題。
葬いだと思う反面、切ない思いが日に日に増す。

亡くなった翌日は大会で一日仕事。
思い出すことも少なかったがそれ以降は家にいるので仕方がない。

12年前の12月24日、遠く三重県鈴鹿のシェルターに出向いて預かったアトム。
数十頭のワンコの中で孤高の一匹というイメージ。
何しろ大きなウィペットだった。
それをケージに詰めて帰宅。
初めの2.3日は尻尾を丸めていたがそれ以降元気になって病院で健康診断。
それほど悪いところもなく風呂に入れて体を洗うと見違えるような姿に変身。
3歳というのは本当だったと思った。
見た目ちょっと5歳以上に見えたしそう言われたんだが若い犬でドッグランに連れて行くと、他の犬がいないところでは爆走していた。
犬嫌いは多分シェルターでそうなったんだろう。
元々、飼い犬で飼育放棄というか育てられずに預けられたようだったので名前もあった。


ラグビーと一緒に菅平にラグビー観戦したのは2009年だっただろう。
もう半年以上で普通にペットしていた。

さて、この中型犬はいなくなると相当な空間ができる。
つまり、あるものが無くなるのはこの歳になると順応することが難しい。
特に一日中足元にいたので動向が手に取るようにわかっていた。

大したことじゃあないと言われれば確かに生き物は永遠じゃない訳で理屈はわかる。
理屈を超える感情の対応だろう。

往生する前から家にいる時は鉄道模型の塗装作業を始めていた。
なんとなく、そうしたかった。
父が無くなる一年前から大掛かりなレイアウト作成をしていたのと似ている。
父は隣の部屋で一日中寝ているかデイケアで出ている間に作り上げた。
まあ、100万以上かかったがその価値は十分あっただろう。
もし、その趣味がなければ一日中父のことだけを考えて過ごす羽目になっていた。
父は胃瘻ををしていたので最低3食の時間は付き合って話をしていた。
父も大変だっただろうが、家族でそう決めたので従い長男として最後の面倒をみることにした。
父は1年弱見ていたのでなんとなく覚悟も出来ていた。
医者にも期限があると言われていたので気持ちよく看取ることが出来た。

アトムの場合は医者に心臓が悪く治る見込みはないとだけ言われ寿命については答えてもらえなかった。
徐々に肥大して肺を圧迫し呼吸が苦しくなるという厄介な病気だがこれは犬種特有のような話も聞いた。
最後の2日の苦しみ方は尋常ではなく昼夜付き添いというか寝ては起きという状態だった。
これがいつまで続くのかという心配もあったがそれなりに呆気なかった。


昨日から睨み合っているデカール。
早く切り出したいがなかなか手が進まず。
いまだに切り出せない。
早く切り出して機関車に貼ろう。
作業をして忘れなければということ。
そうしないとドツボにはまりそうだ。

2019年8月23日金曜日

隣国との付き合い方

隣国とは南朝鮮なんですけどね。
日本とはかなり条約を結んでいますよね。
ほとんどが日本が朝鮮に対しての保障条約ですので日本には全くメリットのない条約。
どちらかといえば日本が保障をしなかったということであれば問題が起こる道理です。
ところが、日本が保障を完全に遂行しているにも関わらず同じことを蒸し返す精神構造は朝鮮国民の問題ですよ。
もしも朝鮮国民が納得しないことがあれば自国の政治問題ですよね。
それをいつまでも日本の責任にする根拠が条約違反です。
日本は朝鮮から得るものはまずないので放置するしかない。
たまたま日本の製品が敵国に渡るような事態が発生しているのでその製品を輸出する際には朝鮮国内での使用に限定する手続きをしてもらうという話です。
これは国際上でも正しいでしょうね。
確かに南朝鮮は過去、政権が不安定になるたびに日本が悪いと難癖をつけて国民はそれに踊らされて悪政は続きワイロの政治が横行していただけでそれは日本には全く責任も関係もない話です。
ということで南朝鮮国民は本当に間抜けなことをして自国の政治家に操られているだけ。
まともな国民は声も出せないその手法は現代国家なんでしょうかね。

そんなわけで、
安倍談話ニュース

ある意味でしてやったりの話だと思いますよ。
日本も政治が行き詰まり感があって国民はアホでヤクザな韓国記事に踊らされている。
そうなると朝鮮国民と同じレベル?

日本国民は無言ですが全体的には日本びいき。
当然ですがね。
それに客観性を持たせても南朝鮮は馬鹿げていますね。
知人もいますが、現在は疎遠ですし付き合うつもりも無くなっている。
残念ですが心情的に遠いところ、世界の果てにしたい気分。

サザンパシフィック鉄道 SP-2,3を塗装する 4 機関車上回り

機関車は事前に煙室をガンメタル、火室下をシルバーで塗装しました。
どちらもガイアノーツ のシルバーとガンメタルです。
リターダーを入れたり入れなかったりでほぼ1.5倍に薄めました。
これって指定はないんですがどうでしょうか。
黒銀を適当に作るって手もありますけど手間と2度と同じ色は作れない可能性がある。


ガイアノーツ のカラーってガンダムベースなんでしょうか。
これ2色をエアブラシで吹き、マスキングです。
マスキングは煙突をそのままか黒塗りかなど色分けはそれほど問題ないかと思います。
これも0.3mmノズルで吹きました。

マスキングはいつも通りテープです。
100ピース以上のテープを煙室と火室に貼りました。

マスキングテープは中国製ですが使えました。
私はガラス板の上で作業します。
テープをガラス板に貼ってカッターで見ての通りです。
マスキングは時間がかかりますが楽しい作業です。

いよいよ塗装塗装。
支持するために3本の支持クリップを使い、機関車内はダンボールを入れ込みました。
ちょっとぐらつくのと片側によって傾いているんですが良しとしました。

ガイアノーツ のセミグロスブラックでテンダーと同色です。
テンダーを塗った時セミグロスというよりつや消しマットな感じでした。

機関車は0.5mmノズルから吹き付けました。

1回目は塗料カップが空になって終了。
ガンを清掃して0.3mmノズルに交換。
0.3mmノズルはリターダーなしで薄め液を使いました。
特に理由はないんですがなんとなくです。
ガイアノーツ のリターダーってあまり乾きが遅くなるって感じはしません。
おまじない程度に1回目はリターダー入りで。

2回目は塗料も濃いめでした。


下回りと運転台内部以外はほぼ終了です。
運転台は保持があって届かないのでこれを外して0.2mmノズルで吹きました。


長い支持棒を使いました。
これだとまあ、裏側というか下回りも吹き付けが出来る。
写真は終了時点です。
下部というか裏は塗れましたが運転台内部はどうもダメでしたね。
目立つようなら筆塗りかなあ。


2019年8月22日木曜日

サザンパシフィック鉄道 SP-2,3を塗装する 3 テンダー上部

さてエアブラシを購入しましたのでその気になります。
道楽というのは金を使ってナンボの世界です。
新しいものがないとなかなか手が動きません。

今回はテンダーを塗装します。
テンダーとは日本では石炭を燃やし水を熱し蒸気の力で走りますから蒸気機関車。
アメリカの鉄道はそれぞれ会社によって石炭、石油のどれかになります。
そうそう、アメリカの鉄道は全て私鉄です。
東海岸と西海岸を結ぶ大陸横断鉄道はアメリカに大きな産業革命をもたらし一気に経済を豊かにしました。
この大陸横断鉄道は国の援助、例えば鉄道の土地を無償で与えるなどでしたがあくまでも私鉄です。
横断鉄道はユニオンパシフィックとサザンパシフィック鉄道によってゴールデンスパイクがユタ州で打たれ繋がりました。

そのサザンパシフィック鉄道は石油を燃料にしています。
テンダーはいわゆる石油タンクで形式はいくつかで統一されています。
多分走る距離で決まっているんでしょう。
サザンパシフィックは北周りだけでなく南回りでテキサスヒューストンまでの大陸横断鉄道でもあります。
テキサス&ニューオリンズ路線です。

今回のSP-2or3はサザンパシフィック籍で南回りはあまりしなかった機関車です。
3シリンダーで4-10-2と大きな機関車です。
テンダーも結構な大きさで関節型(アーテキュレイティッド)キャブフォワードなどと共通です。


1度目は岩田のスピリットコンプレッサーにタミヤ製0.5ノズルで吹きました。
塗料はガイアノーツのセミグロスブラックをリターダーを半分の量で希釈したもの。
0.5はかなり大量に噴霧しますので作業は楽です。
細部がまだ薄いんですが希釈した3cc程度が無くなったので一旦終了。
ガンを清掃します。
エアブラシガンですが、最近のはメインテナンスが簡単です。
2-3回洗浄液(指定)でうがいをしながらノズルをティッシュと綿棒で塗料を落とします。
うがいはティッシュをノズルの先に当て空気をタンクに回します。
タンク周りはうがいで十分綺麗になりますがノズルはちょっと慎重にです。
ニードルが曲がったりしないようにノズルを掃除するのが当たり前でしょうか。
洗浄液が透明のままでノズルの塗料が落ちていればOK。
それで次回も快適に塗装できる。
ものの数分ですが小物の塗装だと吹いている時間より長くなります。

それから0.3ノズルのガンに変えます。

3回目、つまり塗料カップに3回塗料を入れたということです。
ガイアノーツ のセミグロスってほぼマットに近いと思います。
ラッカーなのでそう感じるのかもしれません。
以前使っていたスケールコートのセミグロスはもう少しシットリした上品な感じでした。
エナメルラッカーだったからでしょうかね。
ただ、乾燥は24時間以上かかりますので能率が悪すぎる。
クイックドライという液を半分程度加えると数時間で乾燥しますがね。

これで残るは機関車本体になりました。

老齢犬 心臓肥大 白内障 発作 尊厳死

鈴鹿市のシェルターから貰い受けたアトム君。
シェルターでは3歳という話でした。
2007年12月24日に鈴鹿まで引き取りに東名をひた走り。
名古屋を抜けて三重の鈴鹿でご対面。
シェルターは数十匹という犬猫がごちゃごちゃでアトムは一人でした。
他とは交わらずなんかポツンとしていた記憶です。
これをペットカーゴに詰めて運びました。

相当おどおどした犬でしたから虐待されていた可能性も高かったでしょうね。

家では常に私の足元で12年暮らしています。
家中を歩き廻っていたんでしょうけど終始私の足元が定位置でした。

一年後程度です。
先住犬でラグビーという犬がいまして、若いのでドッグランに毎日でした。
その時も同行して走っていましたが立ち姿が美しい犬だなあと感心していました。
精神的にも元気を取り戻してちょっと頭は悪いけど暴れもせず飼いやすいですね。

先住犬のラグビーと一緒に私の足元。
本当に足元ですよ。
今とあんまり変わりませんね。
ラグビーの方が顔が真っ白になってお爺さんになっています。

最近、転倒するようになって、昨日はてんかん状態でした。
痙攣と荒い呼吸でしたからまあ寿命かなあと覚悟。


ドッグランでアトムがラグビーを追い回す展開。
両方とも足は速い犬種ですがラグビーはすばしっこい速さでラグビーは飛び跳ねるような速さでした。


随分と元気だったんですが昨日の大発作で本日は散歩せず家でお休み。
大発作は夕方だったんですが朝の食事を吐いたことから缶詰食に。
缶詰はレバー主体の消化器系ケア、ロイアルカナンですね。
これはラグビーが時々血便が出るので常備しているもの。
いわゆる高タンパク低脂肪を売りにしている缶詰です。
これを20缶ほど追加注文しました。

現在は大人しく寝ていますが、起きると荒い呼吸で苦しそうです。

昨日の大発作の時に尊厳死をMy奥様に言ったら断られました。
まあね。
普通に老衰状態ではなく、呼吸が荒く痙攣を起こしていましたのでそう思いました。
痙攣は経験上、頭を押さえ前足も押さえます。
つまり脳に振動を与えない処置です。
心臓肥大ですから治すというのは不可能でそのままと獣医に言われています。
なので、病院には連れて行ってません。
My奥様は病院と言いますが私の心情としては苦しむだけと思います。
自宅で介護か病院で尊厳死かという選択ですね。

思うに尊厳死を認めてくれる獣医っているんですかね。

2019年8月20日火曜日

エアブラシ タミヤスーパーマックスSX0.5D 他 購入インプレッション




ノズルサイズ0.5mmを新たに購入しました。
昔、ピースコンジャンボだったかエアスプレーに直接付けるタイプのエアブラシがあったんですが、ちょっと見つからず、オリンポス0.3mmを使っています。
これ非常に繊細な作業には向きますが平面を吹くにはノズルが小さすぎる。
弊害は均一性、グロス仕上げなどに難点があります。
良い点は細かい凸凹には対応すると思いますが、意外と入り組んだ中には入りズラい。
これはエアのパワー不足とノズルが細いので勢いがないと判断しています。
ジャンボはエアスプレー用でそのエア噴出力は半端じゃないからどんな狭いところでも入っていきますから結果短時間で終わる。
模型というか細かい作業って0.5mmが必要だと思いますね。
今は標準が0.3mmのようです。

合わせて、非常に小型のコンプレッサーを購入。
10センチ角くらいでAC電源アダプターを使います。
噴出力はまずまずですが一定とまでは行かないかもしれないのでスパイラルホースを使った方がいいかもしれません。
付属は普通の布巻きホース。
布巻きホースは丈夫で外気の影響は受けないのがいいかと思いますが細かい作業には取り回しが重いですね。
最近のエアチューブの方がそれは楽です。


道具を買うと作業意欲が湧くという単純な法則があります。
道具を磨くとか道具の手入れをすることでも制作意欲は湧きます。
つまり作業の動機付けです。
やらないと生活に困るような作業ではそんなことは言ってられません。
しかし、趣味なので全然、期限もないし気ままにやる作業だとそうはいきません。
一応、段取りを立てる楽しさと道具を揃える楽しさは贅沢ですがホビーはそれです。
上手くいくとかよく出来たなどはどうでもいいと思います。
所詮素人芸です。
玄人を目指す方は大勢いると思いますが私はあくまでも素人芸の範囲で十分です。
つまり作業を楽しむことが重要で出来上がったものは数年すればよく見える。


今回の塗装作業は数年ぶり、真鍮模型は10年以上手付かずで数十輌待機しています。
つまり素材は死ぬまでには終わらない量です。
それをちまちまと思い出した時に楽しむわけで技術の向上なんてとても不可能です。
毎回、「へえそうだったのか」と驚き楽しむわけです。


さて新規のエアブラシはどんなもんかこれから試験しましょう。



購入した10センチ四方のコンプレッサーに付属の0.3mmエアブラシ。
こんな豪華なセットが5099円はさすが中国製。
吹き出しでちょっと安定しませんね。
粒が飛び出しました。
アルコールを吹いただけなのでわかりませんがこれには水分除去タンク、スパイラルチューブが必要。
それをつけて吹けばなんとかなるかなあ。



タミヤの0.5mmですが、
冒頭の静止画、上から0.5mm、中国製0.3mm、オリンポス0.3mm

オリンポスはピースコンの社名ですかね。20年ものです。
ちょっと蓋をどこかに落としたみたいですがこれで十分吹けます。
古いのでOリングが劣化していると思います。
分解掃除でニードルを刺さないように要注意です。
実はこの0.5mmを探したんですが高価でしたね。

その上は中国製でコンプレッサーについていたおまけブラシ。結構立派。

最上段が念願の0.5mmタミヤ製で7000円強、それでもオリンポスの半額。
上二本はニードルの上にタンクが直付けになっています。
タンクを除くとニードルが見えていて汚れが分かりやすいかも。
ピースコンはタンクが横なんでその分塗料が余計なパイプを通ることになり汚れもたまりますが、タンクの角度を調整できるのは便利でしたね。
直付けは結構な角度があってタンクの半分程度で使うことになるかな。
個人的に水平噴霧が多いのでこの角度はどちらかといえば真上から吹く仕様。
どっちもどっちですがオリンポスの角度が私の角度でした。

コンプレッサーですが、

奥が今まで使っていた3台目の岩田のスプリントジェット。
1台目も岩田(これしかなかった)、二台目はタンク付き、
3台目は大井競馬場のフリマで1万ちょっとだったか中古で購入しましたがほぼ新品でした。

手前が今回ふざけて購入した中国製コンプレッサー。
ほんと小さいですね。
ゲージもウオータータンクもなしでシンプルですが一応ブラシホルダー付き。
これを見るとイラスト用だなあと思います。
まあ、やることは同じで水性アクリルかラッカーの違いですね。
水性アクリルは固まる前なら水洗いでほとんど落ちるのでアメリカでは普通模型もこれ。
問題は発色だと思います。
発色に関しては圧倒的にラッカーがいいとされています。
日本以外、模型は水性かエナメル塗料ですがエナメルはとにかく乾かない。
色々塗料にも癖がありますが真鍮模型にラッカーは今回が初めてです。
さてさてどうなることか。

2019年8月16日金曜日

サザンパシフィック鉄道のSP-2、3を塗装する 2

20年ぶりに手持ちの未塗装ブラスモデルを塗装しようという企画。
ものはカツミ模型店製造、バルボア発売のSP-2,3。
特徴は砂巻き管がボディー外に露出している時代のもの。
大きな欠品はベル。
ベルは米国型ならどんな機関車にも付いているのに付いていない。
まず、ベルを手持ちのCalScale社からですがそのベルは無くて他で代用。
こんな形状。
ベルはヒンジに取り付け穴があるはずだがそれが抜けていないので半田付け。
ということはベルが動かないことになるが仕方ないだろう。


塗装は煙室扉のシルバーから開始。
米国塗料しか使っていなかったが今回は国産のガイアノーツ。
もちろん、金属用塗料では無くプラモデル用。
米国塗料も同様だが、水性アクリルかエナメル塗料が模型の相場。
英国はエナメル王国のようだが米国は色々のようだ。
いずれも入手が輸入になるので国産を利用することに。
ガイアノーツ は新興メーカーだろう。
グンゼかタミヤが標準だと思う。
ガイアノーツ の狙いはどの辺りか不明だが新興ということで興味が湧いた。

さて、煙室のシルバーから始めた。
なにぶんシルバーは色付きがいいので塗面が薄くなるというのを忘れていた。

明らかに塗料不足。
ヘッドライトは黒塗りなのでいいことにした。
この時にはアクリルに比べるとシルバーの色粒子が粗いという感じがした。
1週間以上経ったのでマスキングして黒塗装。
マスキングは2日後に行った。
ガラス板にマスキングテープをはり適当なサイズにカッターで切っては貼り。
テープは100ピース程度だろう。


途中のマスキングが終わった時点で同じ、シルバーで火室下回りを塗装。
塗装面はかなり厚めに吹いたつもりだが粒子が粗く出ている気がする。





黒塗装はそれから1週間後になった。
窓に塗装ブースをつけたり色々と事前の準備もあり夏の猛暑。
塗装は夜になってから行った。



案の定、塗装が薄いので剥離箇所が結構発生している。
これはいくつかの悪条件が重なったと思う。

まず、長年の埃やヤニが取れていないこと。
これは水洗いだけだったが本当は石鹸で洗浄すべきだった。
次に塗装面の塗料が薄過ぎたこと。
塗装面は目視でしかも夜なのでよく判断できなかった。
以上が反省点で今後は気をつけよう。

修正は面相でタッチアップ。つまり筆塗りで済ますことに。



塗装面が荒れているのでタッチアップはそれほど目立たないと思う。
これでひとまず終わり。


煙室扉のマスキング後、黒塗装前にボイラーの煙室をガンメタで塗装した。
ガンメタはメーカーが得意な色のようだ。


見た目では煙室扉よりしっかりと塗料の厚みも取れていると思う。
忘れたのは真鍮の石鹸洗い、ボディー塗装は塗装面が広いので大丈夫か少し心配。


次はテンダー下回りの黒塗装。
下回りなので厚ぼったくても大丈夫だろうと厚めに。

問題はスプレーガンの塗料容量。
これがカップ半分以下でないと吹き付けの霧が少ない。
理由は不明だがそうなるとニードルノズルに塗料が付いて固まり塗料が固まりとなって飛び出す。
こうなるとラッカー系はアウト。
リターダー入りの薄め液を用意することにした。
乾きが遅いエナメル系は吹き付けより筆塗りの主流だと思う。
何しろ乾燥に数日かかるから、粒子が大きく粒になってもシンナーを吹けばかなり修正できるがラッカーは早過ぎてもはや修正は出来ない。


これがテンダー下回りの塗装終了。
この部分はほぼ見えない。
見えるのは前後の部分で上部は上回りが被るし下は台車が付いてしまう。
禿げるのは角角でタッチアップで修正やら加筆する。

次にテンダーの掃除。
水でよく洗い、石鹸と筆でタバコのヤニ汚れを落とす。


あとは乾燥させて塗装になるだけ。

ここでドアキー取り付けなどと猛暑で中断している。

2019年8月14日水曜日

自動ドアのロックキーを新設 ロックラッチ3インチ

私の家の入り口は元店舗だったので自動ドアでして店舗は作業場兼倉庫になっています。
家族はそこを通り2階の居住スペースに上がるんでまあ、よく使うドアですね。
もう一つドアがありますがこれは私の寝室スペースでして全く使わないドアです。

さて、その自動ドア(といっても自動ではなく手動)の鍵が壊れたようです。
鍵が途中から回らないので鍵がかからないということ。
CRCやらグリースなどしてみましたが全然ダメ。
鍵はかからなくても監視カメラが二台常時撮影しています。
なので入られてもなんとかなるとは思いますがやっぱり入られるのは困る。

この自動ドアに鍵を新設することにしました。
山中湖への長期外出もありますので無用心で安心して過ごせない。
アマゾンで色々みましたが引き戸のロックってほとんどないんですね。
引き戸が木製だとあのグリグリネジを回すロックみたいなのがあります。
跡はL字型のロッカーが90度回ってロックするカマのようなロック。
このいずれも自動扉の閉め合わせ側にはつけられないようです。
カマロックは装置が難しいので素人にはとてもでした。

ロックラッチ
見た目で取り付け簡単そうだし鍵も付いているから合格ということに。
950円という価格で大丈夫かいなとも思いましたがひとまずこれでいいということに。
現物はシルバーメッキですからアルミサッシの自動扉には丁度いい感じでした。
問題は耐久性なのでもうワンセット予備に購入ですかね。

この木ねじではとてもアルミサッシに使うことは不可能ですからビスは別に調達。
せいぜい10mm程度の長さでいいと思います。
サイズとしても良好だと思いました。
カギ側はロックシリンダーということでそれにハマる側をラッチということに。
ラッチの取り付けは2センチ程度の土台でアルミサッシ製。

作業です。
まず、ラッチを取り付けます。
ここで問題。
4mmの取り付け穴を開けてしまいました。
4mmタップ(4mmネジ用)は3.5以下の下穴でないとネジ山ができませんよね。
ということで5mmネジに。
これが大変でした。
ラッチの取り付け穴は5mmのネジがはいりませんので6mmドリルで穴を拡張。
随分とヒンジに近くなりました。
これでネジ山が当たらないといいなあと希望的観測でビス穴終わり。

さて取り付けのネジ切りです。
ご覧の通りです。
壁に近いためにハンドルが効かないというか半周回しては最短にしてあと半周という熱い作業になりました。

一応目視ではちゃんとネジ山が立っていますので大丈夫でしょう。
厚さ2mm程度のアルミ板ですから5mmネジは正解だったかもしれません。
円周は長くなるのでそれだけ山が掛かるということにしましょう。


本来のタップハンドルは長〜い棒状のものです。
それをハンドルを差し込み式のもの、多分狭いところに使う専用道具でしょうね。
上のリーマーはポンチ替わり(センターポンチが見つからなかった)
キリは下穴用のサイズです。
ブラウンの機械油をタップに垂らして潤滑油にしています。
これがないとゴリゴリとなって最悪歯が欠けるかネジ山が崩壊するかもしれません。
タップ(ネジ山切りドリル)を空けるためにはこの程度は必要です。



無事にラッチは取り付け終了ですね。
取り付け前にラッチのネジ穴をドレメルでナメておきました。
ちょっと曲がった原因はあまりにも壁に近いために垂直にネジ穴を開けられなかった為。
約1ミリ曲がりましたね。
素人と玄人の差がこんなところで出ちゃいます。

あとはシリンダー側。



こちらも同様の作業ですが、皿ネジ用でしたから5mmドリルでネジ頭が沈む程度に皿もみ。
して、3mm✕10mmのネジ4本で固定です。
ちょっと垂直ではないんですが仕方ないですね。
これって目立たないほうがいいんですけどやっぱり目立つなあ。
左下は呼び鈴ボタンですが宅配の人も気がつかないようです。

中に人がいる時にもし外からロックされたら出られません。
鍵がなくてもシリンダーは回転しちゃいます。
このようにロック位置に回しておくことが重要です。
これで外からは鍵がない限り回りません。
ロックした状態です。
これを開けるには鍵が必要です。
付属の鍵は2つですからあと2本程度合鍵が必要ですね。
これで長期の留守が可能になりました。