2014年7月19日土曜日

貸家崩壊

ちなみに私所有ではございません。
川崎市内にあるとある貸家です。
一応、綺麗に見えますが昭和30年、1960年代の古民家。
作りから分かる通り元々、商店。
この通りは私道で当時、川崎市営住宅の導入路。
消防車が出入りできる道幅で商店が並んでいたそうです。
その商店も目立つところ、ラーメン屋とセブン-イレブンだけ。
商店街は消滅しています。
ここに10年位住んでいましたがどうも活動場所から離れているのと住宅街の静けさに馴染めず。
また、駅前の店舗併用住宅に戻り、いまや単に住宅にしています。

さて、この古民家ですが、壊すと税金が3倍になり、バブル後で売れない。
そこで借家にしています。
先日、お住まいの方から不動産屋へ一報。
なんと柱が腐りモルタルが崩壊しているとのこと。
早速不動産屋さんから電話を頂き、修理の段取り等で相談がありました。
一応、見積をお願いして、立会検分。
正面右側の部分が見事に崩落していました。
中の柱は腐り空洞になりそこに雨が入りモルタルを崩したようです。
上はシャッターのカバー部分でこの鉄板も朽ち果てていました。
しかも、そのそり具合で道にせり出し崩落すると通行人に当たるかもしれない事態。
不動産屋さんもこのようなコーンを立てて立ち入らないようにお知らせ。
この部分は後から立てました部分で道路敷地に入り込んでいるようです。
いわゆる違法建築な訳です。
それも知らずに入手したわけですが見れば判る作りです。
店舗の正面ウインドーをせり出すという看板建築工法。
そんなわけで当然不都合が多い。
両サイドはとっくに新築しています。
この家だけボロ屋というわけです。
お隣が出てきて私の家は地震があったらオタクに潰されると申していました。
しかし、新築計画など全くなく朽ち果てるまで貸す算段。
最近はこんな戸建ても見かけないし、レアアイテムといえないことはない。
いやいやそれで住んでくれている訳でなくペットご自由にという条件が受けている。
とくにこのような一軒家を求める方は多頭飼育で集合住宅は不可です。
しかも、新しい家などはとてもペットなど入れません。
だから、こんな古民家が重宝なわけで安価な家賃も魅力なんですかねえ。
来週から家賃半年分を懸けて工事が始まりますようでそれまで利用者様ご勘弁。

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