2014年7月26日土曜日

携帯3社という構図 予測

日本電電公社が企業になりNTTは東日本と西日本に分割。
携帯電話はNTTdocomoに分割。
これで日本の電話通信は市場開放ということになった。
NTTから国際電話電信部門を分離独立させたのがKDDI
旧国鉄の通信網を携帯電話として分離したのがJ-Phone→ボーダフォン→SoftBank。
まあ、元々全てが国有企業だったわけで純粋の民間企業じゃない訳だ。

これらが競争して3社の比率が徐々に変わってきたわけだ。
元々7割がdocomoで残り2割がKDDI、1割以下のJ-Phoneが基盤。
SoftBankになり、iPhoneを売りに一気に寡占比率が変わった。
docomo45%、au30%、SoftBank25%が現状。
ほぼ、携帯電話用の電波配分は同等、というよりSoftBankがやや多いというところ。
企業の資産としてはSoftBank、docomo、auだろう。

個人的な好みとしてはやっぱりdocomoショップには品がある。
ほぼ直営でApple Storeに近い販売網の展開。
auショップも同様でほぼ直営だが行ったことがないのでわからない。
SoftBank Shopはほぼ委託契約で直営は数店舗のみ。
これらは全て3社の携帯電話を販売していたのだがSoftBankのバックマージンに転がった。
つまり、3社を扱いながらバックマージンの多いSoftBankばかり売ったということ。
ユーザも安い方がいいということだろう。
ボーダフォン時代にもシェアを伸ばしたがこれは写メという文化を売ったからだ。
ボーダフォン自体は安売りという概念だけでなく商品価値があった。
SoftBankも同じだ。
iPhoneの独占販売が途方も無い発展につながる。
これはdocomoの戦略ミスによる企業運営の大失敗。
これだけでdocomoはほぼ30%の顧客を失う結果になる。
iModeで得た利益などはぶっ飛ぶ大失敗、普通の企業なら倒産。

個人的にはdocomoのサービスが大好きだし鉄壁の技術力もある。
しかし、iModeにコダワリiPhoneと契約できなかった損失は30年分の利益喪失。
45%の占有率はこれからも下がり40%程度になるだろう。
しかし、実態は70%になる可能性がある。
潤沢なインフラを使いMVNOに安く回線を提供するしかない。
auもSoftBankも今のユーザをさばくのに手一杯のインフラしかない。
docomoにはありあまるインフラがありそれを積極的に開放することが一番。
私的予想ではMVNOは50%程度に伸びる可能性があると確信している。
残り50%が自家契約でその半数以上が企業向けのホールセールと考えたほうがいい。
つまり、個人契約の7割がMVNOとなるのが正しい見方。
MVNOはスーパーや一般のショップでSIMの配布や安価な機器セットで売り出している。
これをユーザは手にすることがリーズナブルで必要十分だと気付けばいいだけ。

iPhoneも賞味期限は過ぎている。
さてさて、今後の3年位でどうなるだろうか。

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