子供時代って1950年代の話。
家の近所にはいくつも映画館があり、よく行きました。
当然テレビがまだない時代ですから小学校5年程度までかな。
そうですねえ、60年代寸前の戦後復興期。
京浜急行の大森町駅が再興され、学校裏駅(現平和島)まで歩かなくて良くなった時分。
美原通り(旧東海道)に美原松栄映劇という映画館がありましてこれが友人のお父さんが作った映画館。
緞帳に名前が刺繍されていました。
そこで楽しみだったのはミルクコーヒーを飲むこと。
現在、私のベンダーで100円で味は当時を思い出す。当時、瓶入りで10円程度でしたか。
何しろ、映画館って子供30円でした。
親と見に行く時は川崎銀柳街通りの映画街でしたね。
話は戻って、美原通りには粋な時計屋さんがありました。
小さな店で映画の行き帰りだけでなく、自転車でクルージングしてその店のショーウインドーを観に行ったものです。
そこにあったのは、クロノグラフが数個展示ですよ。
その美しさに惹かれましたねえ。
今思えばブライトリングでしょう。
私が長く使っている時計はオメガです。
セイコー5が中学入学時、初めての腕時計でしたね。
これを6年間使いました。
ほんと、いい時計で堅牢、自動巻き日付付き。
大学時代はMy奥様と知り合い、彼女の父親から貰ったオメガを初めて使いました。
金色の薄型で手巻きが大人って感じました。
ロンジン、ロレックスなんかもしてみましたがどうも私のイメージでない。
そこで戻ったのがアポロ宇宙士が使ったオメガ、スピードマスターです。
私のは自動巻きなんでクロノメーターではありません。
クロノグラフ、クロノメーターはシーマスターを夏場に使います。
しっかり防水という理由です。
スピードマスターは手を洗う程度でも外したほうがいい。
つまり水には圧倒的に弱い時計です。
生活防水なんていってもシャワー浴びればダメでしょう。
今回、スピードマスターをオーバーホールしました。
極端に遅れるようになったのがその理由です。
かなりの部品交換を含み64000円ほどでした。
これってオメガの正規修理の半額程度です。
そして待つこと5ヶ月。
修理できる職人がほとんどいないし、高齢ってことです。
そのうち、オメガマイスターしか修理できなくなるでしょう。
平均寿命まであと15年は絶対持つでしょう。
ただし、水には絶対の注意ですけどね。
2つの時計で左が夏用のシーマスター、右がスピードマスター。
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