2019年10月14日月曜日

ラグビーあれこれ

ジャパンのディフェンスは鉄壁に機能しているんですがそれでも得点されます。
ディフェンスのどこに問題があるのか。
これはジャパンのオフェンス戦略とほぼ同じことを世界がやっているということです。
ディフェンスは横一列に選手が並び突破を阻止するという基本があります。
横一列に並ぶと5M間隔程度でしょうか。
もう一点はタックルは2人でということです。
つまり5Mの間を抜こうとすれば最大で5M程度動くことになります。
人間が5M動くスピードと走りくるスピードは5倍程度でしょうか。
つまり25M手前で捕まえに動くことになります。
なんだそんなに前からわかっているのかということでしょうが、走り込む選手は真っ直ぐということはほとんどなく抜けるスポットを目指すことになるでしょうか。
左右に動けるということです。阻止する守備は基本的に間合いを詰めることになります。
その時に前後に段差が生じればそこを抜かれることになります。
25M離れた位置から走り込めばほぼ抜かれるでしょう。
ということは5M程度に初めから詰める必要があります。
そうなると選手の運動量は数倍になります。
守備側も全力、攻撃側も全力で衝突位置に突っ込むということです。
まあ、物理的要素と身体能力でその差が出ることでしょうか。
日本代表に限らず世界中がディフェンスを研究しています。
それほどディフェンスは重要だからです。
得点を入れさせないという命題ですが、それ以上に気持ちよくさせない。
ルールは圧倒的に攻撃側に有利です。
ラックでのボール争奪も守備側には厳格です。
あるいはモールを崩す行為は守備側に反則があります。
攻撃側が崩しても原則的には反則にはならない。

攻撃側に有利な点は色々ですが守備側にも多少あります。
例えば、ボールを落とす、前に投げる、パイルアップなど軽いものです。
守備側は重い反則になることが多い。
例えばタックルもノーバインド、ハイアームなどの規制が厳しい。

こんな圧倒的不利な守備側は攻撃側がミスをするまで守ることを目指します。
もちろん、ジャッカルもありますがオーバーザトップも取られます。
常に危険な賭けを伴っている訳です。

ゴールはゴールネットなんてセコイもんじゃなくゴールエリアです。
フィールドも得点しやすくできています。

ジャパンは得点力は計算できるほどあります。
残るはディフェンス力です。
こればかりは瞬発力、持久力など個々が体を鍛えるしかありません。

最近はスクラムが強くなりました。
これは全員がタイトに結びつくようなスタイルだそうです。
8人の力が一つになるなんて感じかなあと思いますがもっと瞬間的なもの。
秒速なんてもんじゃなく瞬時に一つになることは難しい技術でしょう。
しかし安定したスクラムは得点に繋がるし正確なディフェンスもしやすい。

などなど考えるとかなり研究し深く探らないと勝てない。
ジャパンはそれが出来ているということです。
しかし、それは現在の話ですし過去の話です。
未来はそれが出来るかといえば分かりません
しかし、そのためにコーチがいて研究されているでしょう。

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