2015年7月3日金曜日

Nino Tempo & April Stevens Crystals Jimmy Soul

中学1年の時に東芝製オープンデッキを誕生日に買って貰いました。
父に感謝。
当時オープンデッキなんてそうそう子供が使える環境はなかったでしょう。
何故、強請ったかといえば、FEN放送を録音するためです。
そうは言えませんので英語の勉強とか何とか言ったんでしょうね。
手に入れたオープンデッキでせっせとFENのTOP20って番組をエアチェック。
多分、はじめはラジオの音をマイクで録音だったのかもしれません。
イヤホンジャックからLINE入力だったかなあ。
とにかく、土曜日午後8時5分から25分間の放送で最新ビルボート誌のベスト20放送。
時間的には10曲程度ですかね。
何故そうなのか。
それはビルボート誌のランクから3ヶ月程度経たないとレコードが出なかったからです。
全米ヒットをリアルタイムで経験できるのはなかなか刺激的でしたね。
しかも、全米#1が必ずしも日本でレコード発売されるわけではない時代です。
ジミーソウルのIF YOU WANNA BE HAPPYもスマッシュヒットで全米#1。
1963年のことです。
1942年生まれで1988年に亡くなられたそうです。
なんともハッピーな曲で大好きでしたが未発売でしたね。
これは日本のレコード会社が日本での販売契約をしていないレーベルだからです。
当時の米国だって音楽は百花繚乱時代でして次々とレコード会社が生まれ地方からヒット曲がではじめた時代でしたね。
それまではニューヨークのティンパンアレーに集まった音楽出版社がヒットチャート独占時代でした。

レコードは出たものの日本じゃさっぱりダメというグループもたくさんありました。

April Stevens and Nino Tempo - Deep Purple

ご夫婦だったような気がします。
昔のスタンダードを独自のアレンジで歌っていまして全米#1。
あまりに曲が古すぎて日本じゃ全然売れませんでしたね。
日本で売れる条件は日本の歌手がカバーしないとダメな時代でした。
自分のバンドでは結構カバーしました。
スティーブンスさんは元々歌手。
ニノテンポさんはサックス奏者でしてスタジオミュージシャンでした。
そんな二人がポップス界にユニークなアレンジで登場。
テンポさんはフィルスペクターのお気に入りだったようです。
スペクターサウンドはウォールオブサウンドと言われた分厚いアレンジ。
バックはトンネルの中のようなサウンドにして、ボーカルはトレブルなサウンドです。
個人的にはThen He Kissed MeってCrystalsが好きかな。
フィルさんは黒人大好きでBe My Babyのロニーさんと結婚したりしていました。
フィルさんのおかげで黒人がどんどん出てきてポップなサウンドは満開。
1970年代になるとその手は廃れました。
ということは私のオープンデッキ青春も終わり。

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