2014年4月21日月曜日

放射線ガン治療

 19年間えん罪で投獄された元ボクサーが前立腺がんで亡くなったそうだ。
放射線治療が進化している記事がたくさんあった。
なんとなく、自分の放射線治療を思い出した。

前立腺がんで全摘後PSAが0.2程度まで上がったので放射線治療。
放射線治療は一般的なリニアックというX線照射。
最も普及している医療最前線などとはほど遠いもの。
ただし確立された治療で効果は安定していると思う。
問題は後遺障害がある。
私の場合は1年後から血尿が出始め1年続いている。
出たり出なかったりで女性の月経みたいなものと思っている。

新聞記事に寄るとX線の発見後、3ヶ月後にはガン治療に使ったとある。
ガンが不治の病だった当時としては最後の手段だったのだろうか。
1895年発見で1986年初めということだ。
今から120年前の話。
明治29年、第一回アテネオリンピック開催の年だ。
明治三陸大津波で数万人が犠牲になったらしい。

やれ陽子線治療だなんだとガン以外を破壊しない機器の開発が進んでいる。
ガン患部にホウ素なるものを注入しそこに弱い中性子線治療でがん細胞を破壊するなど。
さまざまなアプローチがされ今後期待の分野だろう。
手術は術式が確立されほとんどの部分で摘出出来るようだがそうでないところもある。
そうなると放射線治療しかないかもしれない。
抗がん剤などの開発もある。
これら全てで後遺障害や薬害がある。
それらを極限に減らすことが重要だと思う。

私の血尿自体は大した問題には思えない。
たしかに出るはずのない血液が尿に混じるのは不快だが生活のクォリティーが下がる訳ではない。
友人は幾多のガン治療をすべて放射線治療している。
彼もそれなりの後遺障害があるようだがそれなりに工夫すれば良い状況のようだ。
生活のクォリティーは貧乏が一番の原因だろうと思う。
多少の体の不自由は長く生きていれば起きるのが当たり前なのだ。
それは大病をするかどうかより寄る年波なのだ。
考えようでは治療して正解だし現在はPSAゼロで2年経過している。
根治かと聞けば10年後の再発はあるとのこと。
やれやれ、安心は出来ないが治療法は他にもある。
今後、新しい治療法や薬が開発されることを期待しよう。


読売サイト記事

0 件のコメント:

コメントを投稿