2020年5月12日火曜日

危機管理は民度

日本のCOVID19はそれなりに抑え込んでいるだろう。
これは政府とか行政の感染防止政策が成功したということでは全くない。
じゃ、なんだ。

これは日本人の危機管理における民度の高さだと思っている。
いくら非常事態宣言などとなんの効力もない話をでっち上げても出来ることはほぼ無に等しい。
しかし、それを聴いて危機管理が必要だと思うこと。
そして、対策をとること。
全ては国民の民度の高さだと思っている。

PCR検査の数が少ないのは明らかに政治責任だ。
ただ、検査が全ての医療にしたのは医学界の問題だろう。
検査結果が出て診断を下すなんてことは素人でも出来る話だ。
つまり、今の医学は検査をする医者が一番なのだ。
患者を見る医師は単なるスピーカーに過ぎなくなっている。

検査があまり重要視されなかった、あるいは検査でわかる情報が少なかった時代。
これは東京オリンピック以降もそうだったいわゆる20世紀は町医者だって患者を見て診断をしていた。
21世紀になると町医者だって血液検査キットやらを使ってある程度の診断になり、手に負えないと大きな病院に紹介するシステムになった。
これで医療費は膨大に膨らみ健康保険料金はどんどん上がった。

国民は確かに最新医療を受ける機会が増えた訳だが町医者は最新医療には程遠い風邪程度の診断しかしない医療になった。
それもインフルエンザなどは検査に頼らざるを得なくなった。
一眼見ればインフルだと直感しても信じる検査結果がないと言えない医者ばかり。
人の命に関わる仕事といえばそれまで。
間違えは許されない事情がある。
患者は医者を簡単に訴追できるシステム、情報漏洩、SNSなどなど。

嘆かわしいがそれが現代医療。
私が子供の頃、お医者さんと言って尊敬していた医者とは違う。
医者が意思決定するのではなく、検査が決定する。
おかげで助かる命もあるし、無駄な検査をしている可能性も高い。


今回のCOVID 19は検査をしても100%ではない。
そんな検査に頼るより、医者が診断を下す必要があった。
もちろん、検査システムが崩壊していたからだ。
医者は診断をしてから検査を行う。
意外とこれは正しい。
闇雲に検査ができない事情があり、結果として医者が診断を下した者だけが検査。
ただ、医者は診断を正しく患者に説明できない。
患者も証拠があるのか気になる。
それが現代医療の崩壊だろう。


ただ、日本はラッキーだった。
それを報道で察知した国民はCOVID 19にかかったら死ぬかもしれない。
そういう刷り込みが行われ、不要なマスクをして心得た。
それが日本にパンデミックが少なかった要因だろう。
つまり、民度が世界一高い国だということ。
危機管理が平均的に出来る国民性だろう。

韓国でゲイクラブを起点に二次感染が広がるような気配がある。
韓国はCOVID19に勝ったと自慢していた。
これが韓国の国民性で日本とは危機管理の民度が明らかに違う。

0 件のコメント:

コメントを投稿