2016年7月6日水曜日

すぐに都知事選だ

参議院選挙後は都知事選が控えている。

舛添前都知事のデタラメな私用な資金流用が都民の怒りを買った結果、辞任。
世論も捨てたものじゃない。
本人は公的支出なんて言ってたがどう見てもプライベートだろう。
ことの発端が公用車の私的利用というのもセコい。
何れにしても都民も簡単に投票している証だろうか。
大臣まで経験した自民党議員の成れの果てはこんなもんが相場。

自民党の知事が不始末して自民党の知事に投票はさすがに出来ないと思うがそういう方が多い。
自民党の体質は完全に国民を見ていないが都知事の利権は自民党を支持している企業にばらまかれる構造は変わらないということだろう。

国は健全な経済基盤がなければ安定しない。
東京都も同様だろう。
経済基盤は企業の税金がほとんどと理解されるが実は都民のおさめる税金、消費税なのだ。
都民はそれらを企業利益のために払わされている可能性が高い。
確かに、ある程度の公共投資がなければ消費は増えない。
しかし、これは公共投資が消費に回ることが限度で企業に内部留保するためではない。
その莫大な内部留保で労働者の賃金は抑えられている。

最近「沈まぬ太陽」というドラマがあった。
日本航空が没落するまでの話だ。
かつての日本航空は国策会社だった。
つまり、国益のために安全を怠り度々事故を起こし信用をなくし、衰退した物語。
原作は周到な調査に基づいた小説で日本への警鐘だと思う。

労働政策は資本主義の消耗品としての扱いをする基本だろう。
学生時代、科学的管理法という授業を受けた。
ストップウォッチで計ったような時間制約での製造過程で収益を上げる。
その結果は労働者の賃金が上がるものだったがあれは嘘だ。
労働者の賃金を下げ、資本家、企業が儲かるシステムが本当だ。

人は物じゃないし、効率には手段がある。
時間を詰めて手抜き工事をさせるというのが日本経済成長を支えたのは大企業だけ。
ほとんどの日本人は零細企業で効率を上げる手段を磨いたわけだ。
またそういう日本になるのは難しいかもしれないが東京の大森はその世界レベルの零細企業がたくさんあった訳でその辺からかもしれない。

金で喜ぶ世界か、心が喜ぶ世界か。
東京はどうなるのか。
何れにしても都知事次第だろう。

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