2022年7月12日火曜日

参議院選挙は静かに終わる

 選挙自体よりも、安倍元首相暗殺という大事件が大きかった。

選挙数日前、選挙応援中に元海上自衛隊員による銃撃を受け不幸にも亡くなってしまった。これはお悔やみ申し上げるレベルではない起きてはいけない事件だと思う。

一つは警察による警護に問題があることが露呈し銃撃二発を食い止められなかった。見ると警護官は防弾チョッキをつけているような感じではなかったし、一発目に驚いて首をすくめているような方が映し出されていた。命を守る警護は大変だろうと想像出来るが覚悟は無いとお見受けした。

その後の調べで犯人は政治的恨みではなく私怨のようだ。統一教会に母親がお金を注ぎ込み破産したことで統一教会と安倍氏の関係を疑って狙撃したという自白がまことしやかに報道されている。もし事実だとすれば統一教会に安倍氏やその父親や親戚の岸元首相の名前が出て親密な関係、つまり政治資金の受領をうっすらと感じさせるような報道をしている。安倍氏も事実教会にメッセージを送っていたようだ。個人的には商店街の会員だった当時、仲間の化粧品屋さんが統一教会で合同結婚したり、お金を注ぎ込んで夜逃げしたりしたんでやり方は想像できる。高いツボを買わせたりあまり宗教団体として有るまじき活動が多かったと思う。教義としてはキリスト教の一派を名乗っているがカトリックの私としてはそんな活動は考えられないしあり得ない宗教だと思っている。


結果として破産まですると家族は宗教団体を恨み、そこから金を受け取っていたと想像すれば確かにその人を恨むという構図はわかる。だからといって狙撃までするかはわからないが人の恨みは底果てがないんだなあとも思える。


そんな出来事を交えながら選挙は静かだった。予想通り自民党が過半数を獲得しこれから選挙なしの3年間どんな政治になるのか恐怖も感じる。

非正規労働者の皆さんは自分の生活や人生について不安はないんだろうか。私だちの時代は正規雇用が原則で定年まで働き退職金をもらい年金生活で一生を終わるという生涯設計があった。まあ何事も起こらないので現実にそうなっていると思う。この人生がいい悪ではなく少なくても安定していると思っている。私は自営だったんで有る意味で非正規雇用労働者と同じ部分はある。商売に失敗すれば路頭に迷うわけで、正規雇用でも会社が倒産したりすれば同じだろう。ただ、そのようなアクシデントがなければ人生設計通り無事過ごせる。じゃあ非正規雇用とどう違うかといえば、報酬が大きな違いだろう。あるいは保険かもしれない。いずれにしても非正規雇用だと報酬、期間は契約され、非正規なので会社の福利厚生は無しになる。今後は健康保険だって民間になるかもしれない。そうなると健康保険に加入していない国民が増えるだろう。つまりほぼ無保証の人生になる、これは大変な問題だと思う。


そんな非正規労働者が40%以上の選挙で消費増税を含む政党が勝利するのは不思議でならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿