通常の出血は血管に傷がついてそれを塞ぐという生理現象でしょう。
まず、血液中の血小板が集まります。
必要な血小板がないとこれが出来なくなります。
血小板が集まって血小板血栓ができます。
これが簡易止血状態だと言えます。
この血小板血栓が崩れないようにタンパク質が働きます。
凝固因子です。
つまり、糊付けしていくことで血栓が崩れないようにします。
これで止血が出来ます。
あとは血管の修復が数日かかるわけですからこれがそれまでは残るわけです。
この2行程以外には心房細動などで心臓内にできる血栓だそうです。
それはいきなり凝固因子が血栓を作ってしまいます。
これを予防できるのがワーファリンだそうです。
つまり血小板血栓まではいくけどそれ以上は行かないよということかもしれません。
さて、動脈硬化で脳梗塞が起こるのはほとんど血小板血栓のようです。
つまり、それほど強固なものではないかもしれません。
この段階ではワーファリンよりアスピリンなど抗血小板薬を使うようです。
しかし、心房細動での血栓は抗凝固剤のワーファリンが必要です。
さて、私の場合は心房細動での血栓の可能性は低いです。
ホルダー心電図でも異常ありませんでした。
この場合はアスピリンでもいいかもしれません。
ワーファリンは凝固因子を阻止する。
凝固因子にはビタミンKが関わっているのでそれを阻害する。
そんなやりとりのようです。
しかし、ビタミンKがなくなると失血死してしまいます。
それほどビタミンKは大切なビタミンのようです。
ワーファリンの服用量はガイドラインがあります。
70歳未満 2.0-3.0
70歳以上 1.6-2.6
これはPT-TNRという血液検査データを使います。
正常値が1.0です。
私は1.83程度に保たれています。
これは悩ましい数値ですがまあ、66歳近いので1.6より高ければいいという値だと思います。
医師はこの値で再発したら私の責任ではないと言い切れます。
しかし、心房細動の心配はないからアスピリンでもいいとは絶対に言いません。
欧米では心房細動でもアスピリンで発症が20%減ったと言っています。
日本では予防効果は出ていません。
血小板血栓を散らすアスピリン。
凝固因子を阻害するワーファリン。
どうなんですかね。
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