知り合いが全摘して1週間後にバルーンカテーテルの抜去。
癒着ではじめ抜けず。
半日掛って抜去。
ああ、スッキリと思ったら大量の尿漏れ。
あまりの量にショックだったようだ。
その方は私の紹介で同じ病院で入院中。
4つの選択肢があった私だか彼は手術なら今直ぐと言われたそうだ。
1月に初診で6月1日手術と私は半年近く待って手術。
彼は3月初診で4月に緊急手術とひと月。
手術は開放だが20センチ程度で私は5時間、彼は2時間半と半分。
同じ手術でも時間が倍違うのは執刀医かもしれない。
私は3人が手術したが彼はほとんどひとりだったようだ。
同じ医師が含まれているのだが違うんだなあ。
私は虫垂切除も合わせて行なったので縦切り、彼は横切り。
虫垂切除自体は20分程度らしいが腹膜を開くとか切断箇所から遠いとか色々かな。
そして二人とも、医師からの説明は、
「上手くいきました。成功です。出血もほとんどなかった。」
何をもって上手くいったのかと聞いたら全摘で全て切取ったと言う意味らしい。
成功は生きているってことか。
出血は400CCの自己貯採血を輸血程度ですんだということ。
何故、尿漏れが起きるか?
そう、前立腺は骨盤底筋群に埋まっていてバリバリと剥がす際に尿道周辺がズタズタになる。
その部分は尿道を圧迫というか締め付ける部分なので全くコントロールが出来なくなる。
全く、尿漏れがなかったなんて話があるが逆にオシッコが出なくなったってことだろう。
まず、絶対に尿漏れすると考えた方が良い。
知り合いにも「尿漏れするよ」といったのだがやっぱり理解出来ていなかった。
そうなのだ。
オネショ程度しか経験がないわけで失禁とも違うのだ。
まさに水道管のパッキンをズタズタにした様な「ジャジャ漏れ」状態。
つまり、無意識に出来ていたことが、肉体的にコントロール出来ない。
しかも、人間の尿はかなり多いと知ることになる。
医者は水分を十分取れと言いその通りに取ると2リットル程度になる。
その殆どが尿になるわけだ。
ティッシュペーパーが保水出来るのはせいぜい2-3cc程度だと思う。
なんと1000枚のティッシュが必要になる。
ほとんど無感覚で漏れている。
時々漏れを感じるのは水の音を聞いた時とか咳をした時などだけ。
1時間に何度もトイレに行ってればと考える。
行ってもすでに漏れている。
チンチンの先にコルク栓をしたいくらいだ。
さて、このズタボロの骨盤底筋群をリハビリで鍛え直すようになる。
初めは規定回数より遥かに越える量を気がつくとやっている。
しかし、幾らやっても肛門筋が動く程度であとはズルズルとした感じなのだ。
思うに、一定の時間を経過してズタボロになった筋肉が少し戻らないとだめな気がした。
尿道括約筋部分の損傷は激しいが多少は残っていると思った。
そのわずかに残った筋肉がそうそう元通りの力を発揮出来るとは思えない。
私は最大で100回程度連続で行なってみた。
疲れるだけ。
肛門を締めたり緩めたりするだけなのだが締めて10秒程度堪えるのが難しい。
締め続けているつもりで全然緩んじゃってる。
この締め続ける時間が段々長くなれば先が見えて来る。
それでも1ヶ月は尿漏れパッド必須だった。
無理して外して外出なんてしようもんならズボンはオシッコでビッショリ必至。
外出でパッドを外すまで2ヶ月は掛った。
プールでパンツ一丁になりすぐさまシャワーを浴びて濡らして誤魔化す。
それでソサクさとプールで泳ぐ。
その間ずーっと垂れ流し。
これ、2ヶ月経った頃の記憶。
それでも3ヶ月程度でほぼコントロール出来るようになった。
あくまでも99.9%ということ。
不意に漏れるのは3ヶ月以上でも続いた。
ズボンを濡らす程ではないがパンツは濡らすということ。
即、トイレに駆け込みパンツをトイレットペーパーでゴシゴシすることになる。
立っている時は大丈夫だが座ろうとすると漏れるとか立とうとすると漏れることもあった。
油断すると漏れた。
温泉入っても漏れたし、私は水場や水音に反応し易いようだ。
クルマの運転時は常にパッド使用。
半年は常にチンチンに集中していた。
もちろん、骨盤底筋群体操は続けた。
1年もすると尿漏れしてたことすら忘れてしまった。
3年目の今はどうか。
プール内で月一程度漏れる。(^▽^;)
なんだか判らないがそれだけは治らないようだ。
パンツを濡らすこともないしズボンは絶対に濡らさない。
これは、前立腺肥大で尿切れが悪い人よりよっぽどマシ。
尿の出は素晴らしい。
ジャーッと一気に出る気分はナカナカ大満足。
尿漏れなんて有ったなあという懐かしい気分も時々する。
尿漏れしなくなったから全て言えた。
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