夏ももうちょっと、トップサイダーを用意。
トップサイダーはデッキシューズで60年代に人気だったシューズだ。
いわゆるスニーカーの走りかもしれない。
特にデッキシューズは街も歩ける軽快なスタイルが素晴らしい。
ところが、このトップサイダーって日本人には全く適さない。
なにしろwidthが極端に狭く、窮屈で甲高ダン広の足は寄せ付けない。
スニーカーブームには全く見向きもされなかった商品群もちゃんと生き残っている。
それどころか増々オシャレなマリンシューズになっている。
キャンバスがデッキシューズだがオリジナルをかなり進化させている。
ストライパーキャンバスというネーミングでデッキシューズとは言わない。
特にベロとカカト部分に皮を張り豪華な気分にさせてくれる。
クッションが効いていて履き心地がすこぶるよろしい。
しかも非常に深いのでホールド感が凄い。
白いしぼ革がボートシューズ。
世間ではこの手のコピーをデッキシューズと読んでいるがとんでもない。
こんなもんでデッキを歩いたら滑って海に落ちるにちがいない。
両者はソールが全く異なる
デッキシューズは極細の溝がありこれはオリジナルと変わらない。
この靴底には自信有り、これがウリな訳なのだ。
ボートシューズはデッキのないボートつまり滑り止めは殆ど無い。
作りはモカシンのように底を包んでいる。
一つはサイドの補強や接着が要らないとか、濡れても安心な訳だ。
これをデッキシューズと呼ぶのは誠に遺憾な話。
徹底したこだわりはこのベロがアッパーとゴムで結ばれているので落ちない。
履き易いという事とシューストリングも要らない。
しかし極太のストリングはかなりアクセントになる。
このソールから上がっている皮が底革になって足底を包んでいる。
かなり凝った作りのモカシンでこれぞボートシューズと言われる。
ケープコッドなど、ケネディー大統領時代を思い浮かべるような靴なのだ。
そしてこれらは素足で履くのが正しい。
靴というのは足の1部みたいなものでその感触が足にフィットすれば最高。
ところが前述したように日本人の足にはまったくフィットしない。
とても残念だがそのシルエットを楽しみたい。
ヨットシューズは普段8だが9サイズ。
デッキシューズは9.5サイズとかなり大きめ。
それでも多少窮屈で履くと靴のディテールが崩れてしまう。
悩ましいが履いていてなんだかリゾートな気分がいい。
今年の夏はビーサンよりクロックスよりトップサイダーを楽しみたい。
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