2013年12月25日水曜日

日本初の年賀切手は富士山でした。


昭和11年、1935年発行の昭和12年年賀用切手です。
渡辺華山の富嶽図に松竹梅で3億3163万枚発行だったそうです。
天皇家の御紋もうやうやしいしデカいなあ。

ちなみに去年の50円年賀切手発行枚数はたったの2300万枚ですって。
富士山デザイン切手の収集第2弾。

赤色印刷の発色も良く印刷技術は最高ですね。
大蔵省印刷局ってお金も印刷している訳ですからそりゃそうだ。
紙は残念ながら黄ばんでいます。
年賀切手の歴史は78年前ってそんなに古くはないんですねえ。


世界初の年賀切手はパラグアイの1931年ですから遅れること4年ですね。
年賀切手は1937年の盧溝橋事件で虚礼廃止運動が起こり3億枚のうち半分以下しか売れなかったそうです。
そして翌年には年賀状特別取り扱いも廃止で戦争へまっしぐら。
戦後の復興で私の生まれた昭和24年用が前年暮れに発売で現在に至っています。
なぜか翌年は年賀はがきの景品になった為、2月過ぎに発売されたらしい。
これって本末転倒で1954年からまた前年暮れに戻されたらしい。
確かに年賀切手って私製はがき用ですから年賀はがきの普及で要らなくなった。
近年は年賀はがき同様くじ付きもあるし封書用もあるので4種類。

やっぱり日本を象徴する風景は富士山だということですが外国宛などを考慮したのかもしれません。
やっぱり干支が一番なじむと思います。
現に正月の風習がない外国でもその国のアジア人向けに干支入り切手をつくっているらしいです。
アメリカでも1992年から干支の切手を出しているとのこと。

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