石化燃料から電気へというのが日本的展開。
事実日本には石化燃料はほとんど自前ではない。
だがこれを世界戦略とするにはちょっと軽卒。
日経新聞にシェールガスとクルマに関する記事が出ていた。
なんでも米国で一番売れているのはフォードのFシリーズというピックアップトラック。
これがモンスターでリッター6-7キロの大型エンジン。
しかし、プリウスの5倍以上売れている事実。
米国の燃料事情からすれば当たり前なんだろう。
チマチマとモーターだエンジンだって保守に手間が掛かる上にそれほど経済的でないハイブリッドにはあまり魅力がない。
もうひとつがアウディのバイフュエール。
昔から日本のタクシーは天然ガスで走っている。
シェールガスで走るクルマを作るにはそれほど問題は無い。
シェールの出現でエコカーの優位性そのものが崩壊する可能性がある。
安い石化燃料でシンプルに十分使えるクルマが出現している。
シェールの開発が進めば当然石油価格の下落が来る。
過剰な燃料供給になればエコカーそのものの需要が無くなる。
今でさえ、多額の補助金などで販売数を増やしているが単純に複雑な機構での経済コストは下がらない。
しかも製造過程での環境問題もある。
日本車が揃ってハイブリッドなどと自慢しているととんでもない結果が見えて来る。
完成度の高いエンジン性能に比べれば不安定な性能とコスト高。
ガソリン車より安く付くのは14年以上経過した後の数年分だけ。
シェールの問題はスタンドだそうだ。
米国の幹線道路には整備が進み、大型トラックなどはプロパンが増えているらしいが都市部ではまだスタンドが少ないということが今後どうなるか。
電気自動車はこのスタンドの問題で普及は困難。
走行距離を伸ばし、家庭充電などが大きな課題。
色々あるが単純にガソリンエンジンが一番だと思う。
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