小学生時代に家業で切手類を販売していて片隅で記念切手などもありました。
小さな小袋が幾つも台紙に張ってありそれぞれに記念切手と値段。
昭和30年代から40年代に掛けて日本は大変な切手ブームでした。
中学生時代は東京駅前に有った中央郵便局へ発売日に何度か行ったものです。
初日カバーとやらで使わずにスタンプが押してある封筒の様なものです。
何時の日か情熱も無くなりレコードコレクターに。笑
さてこの富士箱根国立公園郵便切手と書かれたタトゥ。
切手収集ではこの表紙というか包み紙をタトゥと呼んでいます。
1949年、私の生まれた年が記された小型シートです。
わら半紙ですよ。
そんな粗悪な紙にペン画が印刷されています。
こういうのをレトロというんでしょうか。
よく見ると結構味のある構図で多分郵政省の職員が書いたんでしょう。
サイズはB6ですかねえ。
中に4枚の切手の小型シートが挟んであります。
数字の後の00は銭を表しているんですね。
丁度1949年頃に銭単位が無くなったと思います。
切手のデザインって素晴らしいです。
この小さなフレームに詳細に描かれた絵。
また、年代での最高技術印刷なんでしょう。
24円の右下が山中湖の忍野i民家からの富士山。
この4枚は左上から秋、右上が春、左下が夏、左下が冬と富士山の四季です。
富士箱根と言っても富士山がテーマなんですね。
横書きが左からと戦後の変化で何故かアルファベットが多い。
当時は伊豆は含まれていないんです。
富士箱根国立公園でした。
タトゥの見開きには日本文と英文で説明があります。
国民のあこがれの的と書かれていますねえ。
国立公園の地図が半面に書かれています。
右下に日本地図内の場所が書かれているのがなんとも微笑ましい。
この切手4種には箱根は全く描かれていません。
何故か不思議です。
箱根の説明に箱根七湯とか、親しみ易い行楽の地などときさいがあるだけです。
この国立公園シリーズは戦後のものです。
戦前にも富士箱根国立公園があります。
戦後2回目の国立公園シリーズは富士箱根伊豆国立公園になっています。
その他にも富士山が描かれた切手はとても多種多様。
徐々にコレクションしてみたいなあと思っています。
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