講師ですから入水しないで講義できた方がまともですが、なんとなく入水。
たまには中で指導することで気がつくこともあるんで今日はそれです。
上から見ていた方が全体の状況はわかりやすいという利点が無くなりますからね。
ところが参加指導員の疑問や意見は上には聞こえません。
しかし、そんな話ばかりで進めれば本質がわからない。
わかったことは」百聞は一見に如かず」とは名言。
補助具を使ってどうやって水表面に浮き上がるかがテーマ。
なかなか浮揚感がわからないようでしたが姿勢も大切なわけです。
この手は児童の方が掴みが早いですね。
成人はなかなか浮揚感自体がわからないようでした。
指導にかかわる会議が今日開かれまして、一つは養成、もう一つは指導の考え方。
養成は次世代を含め不足している指導員をいかに増やすか。
指導の考え方は指導のストーリーについて。
昼に母校のラグビー観戦に行ったんですが、他校はランパスに近いグリッド。
グリッドは母校が20年前にニュージーランドから導入した動体視力を目覚めさせる目的。
もちろん捕球技術もあるんですけどつい最近までやっていました。
今はストーリーアップですね。
練習にストーリーをつけて想像や想定の能力を増やすような練習方法ですね。
これはすごく楽しいし一体化した塊が美しい。
つまりグリッドは6方向から動いても12名しか動いていない。
あとの大勢は休むか声出しするかでほぼ休憩状態。
ところがストーリーは全体で組みますので誰も休んでいないしダウンは皆んなでコーチの話を聞きながらということになります。
どこが美しいかといえば全員が同じ動作から花火のようにグループで展開していく。
ボールも使ってかなり機能的でシステムが働いているのがよくわかります。
水泳も同様だと思いますね。
練習時間に集まった参加者の気持ちはそれぞれです。
それを脱衣から長いウォーミングアップまでで一体化することが練習の成否だと思います。
それが一つの法則を作り出せばその法則通りで課題が生まれてくればいい。
よく、やる気がないといいますがそれはやる気を引き出す能力がないということでしょう。
指導は惹きつける力がないと魅力がないと思います。
魅力はそれぞれの個性の中に潜んでいると思います。
ただ、時間内の練習内容だけでは指導とは言えない。
本にも書いてあるし文字をなぞったような話をしても面白くない。
10人の指導員がいれば表現も違うし、模範も違うでしょう。
参加者には好みがあります。
だから、たくさんの好みを満たすのはきっと真実だけでしょうね。
なんて会議は盛り上がりました。
「机上の空論」が正論を生み出すという意味です。
すこしでも楽しい指導が出来て参加者が満足する上達があればいい。
それだけで指導を組み立てています。
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