基本的には技術は盗むといいますか教えられるものじゃあないですね。
今は様々な各種学校などがあり専門技術をかなり詳しく知ることはできます。
いわゆる知識は増えるということです。
知識を切り売りするのはヤクザな話です。
身につけるというのは自分が納得するまで考えて確証を得ることでしょうね。
それって知識を教えるより難しいかもしれない。
一生かかっても使えない可能性が高い。
ひとつは自分の知識や技術にこだわる方々。
頑固一徹と表現するかもしれませんが世界が狭い。
技術の使い方が分からないのは至極当然だと思いますが考えることは出来ますよね。
まあ、そこらへんがキモかな。
技術には裏付けが重要でそれがないならやらないほうがいいかもしれません。
あるいはやっているうちに習得できることもある。
それは個人差でしょうね。
パターン化って絶対にあると思います。
技術をパターン化して伝統を守るというやり方ですね。
伝統があるものはそれが一番でパターンを学ぶことが技術研修になる。
ABC指導とはことなりかなり精神的な気構えがそれですね。
うまい指導はパターンにハマっています。
ラグビー指導でもチャンピオンになるにはそれが重要。
つまり、パターンがあるんです。
どんな技術がある選手を集めてもチャンピオンにはなれません。
勝つためのパターンを完成させることでしょう。
毎年、メンバーが変わったり、体力も変わりますからパターンも変わる。
それをいち早く完成することが勝利への道になる。
いま、関東学院大学はある事件をきっかけにチャンピオンから二部。
下克上の世界です。
ちょうどチャンピオンになる10年前と同じです。
10年やり直しているということになる。
2年間二部にいて、今年はかなり雰囲気が違います。
当然、強かった時代に比べると入部する選手もレベルが違います。
しかし、学生のいいところはまだ成長することです。
板井監督二年目とはいえコーチ経験はチャンピオン時代でした。
その守勢パターンを変えて成長パターンにすることが彼の責務です。
学生ですからチャンピオンは毎年変わる訳ですからその時も成長パターンがあった。
それを確実に選手に伝えれば一部復帰はできると思います。
チャンピオンになるには10年かかるかもしれません。
しかし、挑戦者になることは出来る。
二部じゃ挑戦すらできない。
チャンピオンを目指していた頃は日本では他にない最新の練習方法を取り入れ、芝のグランドという条件で強くなりました。
いまはどの学校もそれを真似て芝のグランドを使っています。
ラグビーグランドを芝にしたのは関東学院大学のおかげだと思います。
なにしろ選手が芝を育てて練習していたんですから。
それは近所から砂埃の苦情が殺到してそれを食い止める策というのが実情。
人工芝の多いいまでも全面自然芝です。
全面というのは練習グランド2面、メイングランド1面全部です。
スポーツは文化です。
その競技が生まれた歴史は環境にありということです。
とにかく、ランパスが主体の時代にグリッドで動体視力を鍛え、強い外国で合宿。
それがチャンピオンを生む原動力でしたね。
いまのチャンピオンは大学が金をつぎ込むところを選手に置いています。
つまり、選手に潤沢な金銭でスカウトしてそれを育てる英才教育ですね。
関東学院大学は英才はいなかった。
ひたむきなプレーでチャンピオンになったことは誇りですね。
常に高校時代格上だった選手と対戦しスピードと切れで勝負ですよね。
まあ、体格がない分それしかなかったんですけどね。
勝負は中央は避けブラインドサイドという狭い地域で抜け出す戦法ですね。
1対1の大勝負、一種のバクチです。
抜ければ大穴、抜けなくて当たり前。
ところが、それを繰り返していると抜ける率がどんどん上がる。
それがパターンです。
今年は一部復帰のチャンスありですよ。
がんばれ関東学院大学!
0 件のコメント:
コメントを投稿