シートって腰掛け続ける部分ですから重要。
まあ、性能とかで言えばブレーキかなあ。
そりゃ馬力とかトルクなどは一定の数値である程度予測が出来ます。
しかし、ブレーキは乗ってみないと判らない。
いままで、セリカのconvertibleに乗って初めてブレーキってこんなに止まるのねと思いましたが、ビートのブレーキはそれほどのもんじゃあありません。
でも1000cc程度のファイミリーカーより断然素晴らしい。
ブレーキが効かないとどうしても車間距離が伸びます。
ビートのように小さいとその間に車がやたらと入り込みます。
最近はいいやと思えますがセリカから乗り換えた時は結構イライラでした。
セリカの前に入る車なんて一度も経験したことないですからね。
入れないでモタモタしている車を入れることはあっても普通に前に車は入ってこなかった。
ところがビートはやたらと入られることがあります。
小さすぎて見えないのがひとつと小さいから入りやすいのがひとつ。
さて本題のシートです。
よく、ゼブラ柄について評価が多いですね。
一言で問題なく個性的です。
My奥様が一番気に入っていて他にするなと言われている。
薄っぺらい印象ですが軽自動車のシートってスバル360しか経験ないです。
厚みについては骨組みがヤワなんで十分だと思います。
500キロ程度走っても腰を伸ばしてなんてないし、痛みもないです。
ホールディングですが私の体(80キロ以上)にはフィットしています。
まったく動かないんでGで振られることはないですね。
つまり、かなり余裕でいいです。
セリカはかなりクッションがあってそれが裏目にでることが多かった。
つまり、立ち直りが悪かったんですがビートは体がずれることはないので立ち直りもクソもないってことです。
左右のホールド位置も的確だと思います。
よくこれだけ薄くて平らな形状なのにと思います。
当然ですが、運転席側のホールド部位は乗り降りで破れを補修してありました。
これは破れていないシートを交換しています。
これがもともとのシートで補修済み。
ディーラーがビート専門だったんで変えて欲しいと言ったらみんなこうだと言われました。
つまり、手に入れた時期はもう15年以上経った時だったんで当たり前なんでしょう。
セリカもここは擦り切れましたので張り替えたら15万でした。
一般のシートでこのホールドがないのは破れるからですね。
わずか5センチ強の出っ張りですが強力サポートです。
さすがレースに出ているメーカーさんはこの辺当たり前なんでしょうか。
左が破れているシートで右が交換したシート。
ちょっとへたり感が違います。
つまり、新品ではないがそれに近い商品だったと思います。
ずいぶん左に傾いているのは乗り手の重心が傾いていたと思います。
そういう意味でもシートを交換したのは正解だった。
右側はしゃんとしている。
ヘッドレストが一体ですがこれもどうなのかなあと疑問でした。
基本的にヘッドレストに頭を乗せての走行は高速時です。
その場合はかなり気になる部分だったからです。
しかし、以外と問題ない、逆にこれ以上だったりすると首が疲れるだろうと推測しています。
一般車のようにあまり浅い角度では乗らないというのもあるでしょう。
このシートでリクライニングするとしても体の座位はほとんど変わりません。
体が前方にずれるような座り方はしませんし前部の立ち上げが微妙にそうならない。
メーカーらしいデザインだと思います。
逆にこれ以上ふかふかだとゆらゆらしてフィーリングも悪いでしょうね。
骨組みのスプリング強度が私の体重にマッチしているってことです。
日本の車は妙に柔らかい座り心地がいいと思っている。
こんなぺらぺらでも決してタイトとは言えませんので体重によってはふわふわですか。
内側のサポートは座部分にかなり急角度でサポートが高い。
これが以外と効きます。
ドア側は体がドアに触れれば止まりますのでさほど重要ではないということです。
ビートのようなシート位置だとインナーだけが重要だということです。
たかがシートですが軽自動車なりに微妙な設計にこだわりが見えます。
シートに関してはバケットなどを導入する気にはならない。
このシートがベストポジションを提供してくれる。
しかも、スプリングで吸収する方法はうまいと言えます。
スプリング吸収は体重によりますね。
軽いとスプリングですから反動が出ます。
背もたれはまったくそれが要らない部分だと思います。
丸みと角度だけです。
バケットのような直線ではないがかなり直線的で左右でサポート。
よくできています。
背もたれの左右サポートはほぼ同じです。
わたしで一杯一杯ですから痩せている方はちょっと物足りないですかね。
ビートのシートについてのインプレッションで悪い評価は見ません。
そういえば、どの車もシートのインプレなんてないです。
しかし、長時間になれば車の全てかもしれない座り心地。
一番は気持ちいいではなく、座っていたことを感じさせないことでは。
その意味ではビートは素敵です。
My奥様も腰が痛いなどと聞いたことはありません。
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