1964年東京オリンピック、その年に完成した富士山レーダー観測ドームのお話。
数十年、全く本何ぞ読まない私ですが読みましたよ。
まあ、読みかけですけどね。
始めはどうも気が乗らず、少し読んで数日放ったらかし、山中湖へも持って行きましたがページも開けず。
風呂に入りながらチビチビ。
一章が終わったらなんかあっという間に2章読破。
本の読み方が何となく甦ったのかもしれません。
気象庁にお勤めだった時代の実話小説(ノンフィクション)です。
視点が本人なんで判り易い話。
石原裕次郎の映画で覚えているストーリー。
昨晩、プロジェクトXの第一回放送だと知り視聴しました。
伊勢湾台風がキッカケだったんですねえ。
死者5000人と東南アジアの台風被害並み。
当時は避難勧告も避難所も無かったんでしょう。
半径800KMのレーダーってのも世界初でそれを東京の気象庁の遠隔操作ねえ。
今じゃあ衛星で全土をカバーしちゃっている。
ドームの中でレーダーの傘が廻っているんですね。
現在は富士山ドームとして富士吉田にあり138号線からも観えます。
博物館かな。
そのうち行ってみます。
新田次郎さんは完成後退職を決めたのはドームが富士山に設置した時に浮かんだそうです。
そのまま気象庁に居れば事務次官だったかもしれません。
ヘリコプターパイロットが特攻隊訓練士官だったってのも凄いね。
大義があって命がけということが日常だったんですね。
現代の日本社会には馴染まない冒険心、生きる意義みたいな話。
彼は山岳小説作家としてその後有名になったのも富士山ドーム建設のおかげ。
富士山は凄いねえ。
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