2014年1月23日木曜日

細川護煕 都知事選記者会見

よく年寄りという表現をされますが口調からそのような判断は正しくない。
高齢者になるほど頭脳が明快になる方もいるようです。
つまり、経験を積む程進歩する。
加齢で肉体は衰えるから余命は判らないが知事としての力量は間違えない。

よくワンイシューという表現で細川候補を括る。
一つの課題ということだろうが自由民権から始まる政治は正にワンイシュー。
マルチイシューというのは看板をたくさん立ててテーマがないバカ候補。
政治家は常にワンイシューが正しい。
それが達成した時は次に譲る、あるいは次のイシューを立てる。
政治を判り易く表現すれば、戦後は国際政策に始まり経済政策がテーマだった。
池田勇人の貧乏人は麦飯を喰え、所得倍増計画、すべてワンイシュー。
最近では郵政民営化。

政治は多岐に渡る諸問題を解決することが重要。
それにはテーマが一つということが肝心。
テーマを中心に全ての問題は解決するのは当たり前。
諸問題の一つ一つでテーマがズレるのが今の悪政。
いや、テーマは国民主権になく、企業、官僚にあることが悪政。
この点で細川候補は満点。

美しい日本を作るってテーマだった安倍はどこに作るんだ。
沖縄に米軍基地を増設し、原発を推進し、憲法を改悪しようと企んでいる。
どれも美しい日本とは思えないことばかりでテーマは絵に書いた餅。

細川氏には原発ゼロで経済発展の足がかりを作ろうとしている。
あるいは、原発ゼロでオリンピックを実現使用としている。
どれも問題はない。
あとはどう実行するかだけ。
それには都知事になればいい。

献金問題で首相辞職はいい経験だっただろう。
これは彼個人の借金だったことは明白。
しかし、自民党は国会を混乱させ、予算を通させないという暴挙。
つまり、細川氏の選択は国民の為に辞任。
ひとつの行動で個人的には政治から抹殺された経験は重要。

極私的には原発ゼロの為なら寄付だろうと献金だろうと裏金だろうとなんでもOK。
つまりそれが原発ゼロの為に使うということであればそれでいい。
歴史的に原発ゼロの判断は日本存亡を掛けている。

彼が言うように放射性廃棄物は現在も未来も処理出来ない事実は明白。
処理で利益は絶対に出ない。
彼が言うように原子力発電はもっとも高額な電力。
今、ゼロにしても今後数十年廃炉にかかり、その後数百年廃棄物処理にかかる。
その費用は全部、恩恵を受けていない世代へのツケ。

私は月を放射性廃棄物の処理場にするしかないと考えている。
月は地球のゴミ捨て場になる。
ただし、その費用は莫大だろう。

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