確か、4歳くらいの時に蒸気機関車で静岡に父と出掛けた。
その時、横浜で父が買ったのが崎陽軒のシューマイだった。
蒸気機関車の煙を受けながらなんと美味い食べ物だろうと感動した。
たまたま横浜の学校だったので折に付けシューマイ弁当を食べることがあった。
当時は駅弁全盛の末期だっただろうか。
ファストフードといえば駅弁。
その後、30年近く経って突然、シューマイ弁当が食べたいと思った。
品川駅で売っていた。
横浜東口に崎陽軒本店があった時代に一度、食べに行ったことがある。
横浜中華街とは違い普通のレストランだった。
とくに中華とかの記憶はない。
今日突然、My奥様がシューマイ弁当を買ってきた。
いまも昔も変わらない装丁。
薄い板の入れ物。
そして中身も全く変わらないのが嬉しい。
価格は200円程度だったので4倍くらいかと思う。
不思議なのはこのシューマイ弁当は冷えていないと美味くない。
まんまお弁当なのだ。
ホッカ弁などというエセ弁当とは全く違う伝統的お弁当だ。
駅弁は汽車に乗る駅で購入するが食べるのは食事時間だったり景色を見飽きた時と相場は決まっているのだ。
定番はお茶。
当時のお茶はちゃんと土器に入っていた。
それがいつかプラスティックに成ってしまった。
それならペットボトルで十分だということでお茶は見かけなくなった。
あと、夏の旅行で定番は冷凍みかん。
これはいわゆる果実シャーベット。
みかんの皮ごとなのでちょっと全てを食べるのは気がひけるが食べれないことはないだろう。
冷房などない客車の中で食べる冷凍みかんはこれまた美味。
普段、食べられないものが旅行で食べられるという異次元的食べ物だ。
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