2015年4月10日金曜日

入院12日目 深夜のうわ言 カテーテル外す 尿漏れ パッド

長期入院になったなあ。
望んだことですがちょっと長くなりました。
膀胱タンポナーデを軽く見ていたわけじゃあないんですよ。
やっぱり、輸血するほどの貧血ですね。

夜景。
やっぱり窓際の方がいいですね。
9時消灯ですから、3時間半経ったわけです。
尿意が強くて眠れず、トイレに2回。
カテーテル入っているのになんでトイレに行くんでしょうか。
肛門にシャワーを浴びせて大便誘発。
出なくても膀胱も刺激されておしっこを押し出すかも。
この辺のメカは不明ですが、なんとなく楽になります。
父親がよく、トイレに座って唸っていたのを思い出します。
バルーンカテーテルって入れてりゃおしっこは自然に出るはずです。
ところが泌尿器系の病気によってはそうでもない。
自分がそうなるまで父親の本当の苦しさはわからなかったですね。

それでも尿意があり、ベッドを立てて腰掛け状態にしたらずっと楽に。
この場合の尿意というのは病気の痛さ、つまり治療対象です。
まあ、痛み止めの座薬でなんとかなる時もあります。
今回は使わず、自力で対処中。

病室のアンモニア臭がちょいとキツイ。
私が原因かもしれないが困ったもんだ。
鼻にツンとくるし目にも刺激。
朝になったら窓を開けよう。

つんく♂さん
いろいろと芸能界で仕掛け人って感じの方。
音楽的才能とかよりもプロデューサですかね。
声帯を失うという病気ですね。
人間、何を失っても同じ苦しみです。
あるものは全て必要な物なんですよね。
普段意識しないような能力とか全てが人間を支えているというか作っている。
それは失った経験がないとわからないことです。
彼だけじゃなく、みんな逆境というか運命には逆らえない。
これからが正念場でしょうね。
これは自分に言い聞かせる言葉だなあ。

看護師さんが眠れないのかとわざわざいらしてくれました。
この時間起きているのは何か問題がある患者だけなわけですよね。
私も含めてですけど、ゆっくり寝てられない事情がある。
この病院の看護師さんは平均年齢で30代後半かなあ。
それでも、病気の痛みとかほとんど経験ない訳ですがあるような顔して大変です。
職業というのは凄いとおもいますね。
私は60代なんでさておいて、後期高齢者はみなさん、朝は温かいタオルが配られる。
あるいはお買い物をしてもらえる。
食べさせてもらえる。
話を聞いてもらえる。
もう至れり尽くせりです。
後期高齢者がいなければ病院は成り立たないでしょう。
このまま行きますと私が後期高齢者になる頃はどうなるんでしょうかね。
それまで生きていればの話ですが、どんどん追い出されるでしょうかね。

ちゃんと、朝はきました。
今日は8時前に採血。
ちょっと不慣れ風でそういう看護師さんはやっぱり痛い。
8時半、S医師がカテーテルを抜く。
やっぱりジャージャー漏れなのだ。
パッドいるのよね。
2週間近くもカテーテルが入っていると伸び切ってるねえ。
バルーンカテーテルには2つの弁装置があって水分を入れて、別の弁から抜くとバルーンが閉じる仕組み。
一気に抜くと、ちょっと痛みが残る。
パッドを当てていると温かいもの(尿)が漏れ出す。
すかさずパッドをパンツに接着して履いてしまう。
咳をすればピューっと吹き出す。
経験上、動き回ったほうが収まるので、お尻に力を入れながらノロノロと散歩。
カテーテルが入っているときは尿袋をスタンドに付けてスタンドが杖代わり。
カテーテルを外すと杖を失うわけで慎重に歩くし細かい動きも出来るようになる。
外は雨は降ってないけど結構寒いね。

カテーテルを抜くと普通の排尿行為になる訳ですから普段の生活に戻ったという意味。
確かに異物感とかはないが果たして尿意は来るのかどうか。
出血はどうなのかなどなど、不安はいっぱい。
医師に相談してもそればっかりは答えてくれない。

200cc程度までなら膀胱が機能しますがそれ以上は漏れちゃいますね。
とりあえず1時間おき程度。
問題は夜中だよね。
おおきな尿漏れパットが必要。
血液検査の結果、ヘモグロビンは10をしたまわっていてちょっと残念。
ワーファリンは1.59とかなり低い。
4錠に戻るかなあ。
やっぱり2以上ないと意味ないでしょうね。
週末一時帰宅を聞かれましたが病院で過ごします。
月曜日採血で火曜日午前中に退院予定。

医療保険申請用診断書
前回分と今回分で25日くらいですね。
2回なので診断書も2通、費用も2倍ですよ。

なんと3月31日入院なので3月分の請求がありました。
高額医療保証は月単位ですからちょっとミスというか不可抗力。

尿漏れ
それなりですね。
膀胱の伸び縮みと尿道の筋力が治療でほとんど機能しない状態でしょう。
一応、尿道は骨盤底筋群のリハビリで克服できると思います。
問題は膀胱の柔軟性の喪失。
今回もそうですが被曝やら前立腺全摘などでかなり弄られている。
これから夜間になり熟睡するとどれほど漏れるのかちょっと心配。

血尿の心配
パットに小さな血痕とピンク色の尿漏れ跡。
ちょっとがっかり。
今後はこれを気にして生活ですよ。
ワーファリンの量を増やした時にどうなるか。

大便
これは順調です。
但し、ウォシュレットで刺激してあげないと、力みが必要。

尿の計算
尿の計算ですが、ビーカーに出たものは計量出来ます。
パッドはそのまま袋に入れておくと重さで測るようです。
量よりも質、順調に出続けるなどが問題でしょう。

当然ですがカテーテルを抜いちゃうと本当幸せ気分になります。
普通におしっこが出来るのは当たり前じゃなく特別になっています。
なんとか再発を防ぎたいですけどね。


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