2015年8月28日金曜日

小学校夏休みプール指導

すべての小学校で夏休み中に行っている水泳指導です。
全国の自治体の公立小学校ですべてで実施しているのは品川区位かもしれません。
PTA主催で2-3日解放とか、安全管理員を置いて数日実施などはあるようです。
いずれも水泳指導というより水遊び、安全指導、着衣水泳などなどでしょうか。

教員は安全管理、プール施設管理です。
安全管理員を置く学校もあります。
水泳指導は指導員と学生アルバイトが主体です。
支援学級などは特別に介助員や教員が補助しています。

ほぼお彼岸を挟み前半と後半に分かれています。
前半は梅雨明けしていれば最高のコンディションです。
後半はやや気象条件が悪い場合が多く中止されることもあります。
雨、カミナリなどない気温水温の合計50度を使用条件でしょうか。

指導は学校ごとに目的が少しづつ違いますね。
いずれも水慣れ主体で泳げるようになろうという目的だと思います。
いわゆる、水泳技術がスイミングクラブの目的というのとはかなり異なる。
全体練習ですからプール内外での安全から水泳を楽しめるように準備する。
若い頃はかなり無理な練習などもあった気がします。
少しでも正確なフォームとか早さを求めたりしていたんでしょうか。
しかし、児童は様々な気持ちで出てくるわけで水泳を練習するだけではない。
友達と遊ぶ感覚だったり、親に指示されたり、出席も欠席も自由です。

客観的に水泳指導と言えるかどうかはそんな条件を理解することが重要です。
児童の出席目的をすべて反映した指導は無理だと思います。
ただ、練習の中に織り込むことは必要です。
これはプール内で自由に遊ばせるということとはちょっと異なります。
目的を満たすことは遊ばせるということではないからです。
学校の存在は遊びの場を提供するわけじゃないと思います。
友達と遊びに来る感覚は鬼ごっことかサッカーゲームだったりと同じです。
ルールがありその中で競う。
これは単純に泳ぐ早さを競うというだけではありません。
様々な形で水を介して競うことです。

泳ぐ頃ばかりに集中して指導カリキュラムを組むと技術がないあるいはプールの底から足を離せない児童はすぐに練習から離脱して見学になったりました。
技術一辺倒は目的ではなくひとつの手段でしかないということです。
普通の水泳教室はそれで十分ですから多岐にわたる知識がないと難しいでしょう。

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