品川区の健康事業。
昔、公害補償などという部署がありましたが、今は健康課。
ぜんそく児童というのは減っていないようです。
普段は全くなんでもないようで一度発作が起これば命の危険すらある厄介な疾患。
これらの疾患児童に自分の体のことなどを勉強しながら水泳教室という企画。
なぜ水泳かといえば水泳は全て腹式呼吸だからです。
気管支狭窄時に呼気を確保する方法としては腹式呼吸法が重要。
当然拡張剤などを使うんですがまずは平時からの習慣。
ちょっと変だなと思ったら腹式呼吸。
さて水泳は全身運動だからいいということになっています。
彼らのとっても体力作りにはそうですがそれ以外にも大きな目的があるということです。
私は4日間だけ参加でした。
短期教室の良さは集中してコーチングを受けることで水慣れがとても早い。
結果として泳ぎにつながることになります。
たとえば1年生のA君はクロールの呼吸ができませんでした。
つまり呼吸する姿勢が取れなかった。
それを覚えただけでクロールが50M泳げるようになりました。
それが彼らに対する水泳指導だと思います。
彼らにとって早く泳ぐことは健康上意味があまりない。
それより長く長時間泳ぐことで腹式呼吸を継続する筋力やテンポが習得できる。
なにしろ長時間泳ぎ続ける練習が一番の目的です。
終了後、反省会もあり来年度への取り組みについて意見交換がありました。
積極的に経験の浅い指導員を入れた結果、日頃の指導とは違う考え方や取り組みについて学べたことはこれからの指導に大きな財産になるだろうと思いました。
水泳指導はとてもたくさんの課題や方法があると思います。
このような短期事業でのストーリーの作り方などについてもお話できました。
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