人口減少が顕著だが、労働人口が減り希望すれば仕事はある時代とも言える。
関係する水泳団体でも指導者が減少。
ボランティアなどより就職して確実な収入という現実。
昔は学生さんも多かったんだが今はボランティアより確実な収入が必要だろう。
若い労働者は仕事優先、主婦は専業主婦も少ない。
つまり、昔から指導に携わってきた高齢者が継続してボランティアで支える。
企業のサービスならば、縮小、拡大は収益性だけで決められることが多い。
しかし、地域のボランティアとなると難しい。
需要で拡大した教室の指導者がいないということでどう縮小するんだろうか。
参加者もどんどん高齢化して二極化している。
若い子供たちと高齢者で真ん中世代が抜けた状況になっている。
健康志向などと言っていたのはとうの昔の話で労働人口年代には無縁のようだ。
子供たちの教室需要は減らない。
減ったのは勤労年代で高齢者もジリ貧。
実は高齢者は増えているはずだが暇な老人なんて一人もいないのだ。
人間死ぬまで働くという時代になった。
訳ありで働けない高齢者もたくさんいるが彼らも水泳どころではないんだろう。
これが東京都内の現状なんだろう。
今の方々は参加費を払う以上は権利を主張する。
昔は直接的に不満があれば申すということだが今は違う。
ネットもあればメールもある時代だ。
所詮、一方的な発言でも見た人は信じることもあるだろう。
だから運営者は配慮するより防御する時代なのだ。
かつては、安心を感謝する方が多かったが、今時は多様な要求が重なる。
例えば、応募が多く抽選となると抽選方法でクレームがきたりする。
無作為、公平な抽選が通らない。
抽選だというのに落選者に配慮しろという要求、配慮なんてしたら収拾がつかない。
パイは決まっているから、事情は考慮せずということになる。
高齢者はどんどん増えているというが、定年以降だって立派な労働人口。
70代以上の方々しか水泳練習など余暇を使う余裕はない。
60代はそんな年代ではないのだ。
昔は定年後は好きなことをしてというのは夢物語。
指導者も2割以上減った。
しかも活躍年代が減り高齢者ばかり。
あと10年は無理だろうなあという年代が多い。
数年で70代を超える指導者が多いということだ。
私を含め、徐々に出来なくなる現象は明らかに数字になっている。
人口減少とともに高齢化は二重の課題になっている。
施設は十分にある時代だが利用する人口はどんどん減っているということ。
また、運営する人間の高齢化でそれも今後は急速に減少。
2重の減少にはどうするという課題だけが残る。
参加者が少なくなった教室の運営はどうするか。
いくら募集しても対象者が少ないのだから集まるわけがない。
あとは教室を合同化するとか合併する、廃止するなど課題になる。
たかが水泳教室でも人口減少は様々な形でサービスの低下を招いている。
それを自覚しない指導員が少なからずいる。
これは自分が出来るうちだけの話しかしない。
教室を取り巻く情勢などどうでもいい。
指導できればいいということだ。
指導する相手がいなくなるなんて全然考えてもいない。
それは参加者が少しずつ減るから見てみないふりなんだろう。
採算分岐を割れば存続出来ないなんてあまり関係ない話、遠い話かもしれない。
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