ものはカツミ模型店製造、バルボア発売のSP-2,3。
特徴は砂巻き管がボディー外に露出している時代のもの。
大きな欠品はベル。
ベルは米国型ならどんな機関車にも付いているのに付いていない。
まず、ベルを手持ちのCalScale社からですがそのベルは無くて他で代用。
こんな形状。
ベルはヒンジに取り付け穴があるはずだがそれが抜けていないので半田付け。
ということはベルが動かないことになるが仕方ないだろう。
塗装は煙室扉のシルバーから開始。
米国塗料しか使っていなかったが今回は国産のガイアノーツ。
もちろん、金属用塗料では無くプラモデル用。
米国塗料も同様だが、水性アクリルかエナメル塗料が模型の相場。
英国はエナメル王国のようだが米国は色々のようだ。
いずれも入手が輸入になるので国産を利用することに。
ガイアノーツ は新興メーカーだろう。
グンゼかタミヤが標準だと思う。
ガイアノーツ の狙いはどの辺りか不明だが新興ということで興味が湧いた。
さて、煙室のシルバーから始めた。
なにぶんシルバーは色付きがいいので塗面が薄くなるというのを忘れていた。
明らかに塗料不足。
ヘッドライトは黒塗りなのでいいことにした。
この時にはアクリルに比べるとシルバーの色粒子が粗いという感じがした。
1週間以上経ったのでマスキングして黒塗装。
マスキングは2日後に行った。
ガラス板にマスキングテープをはり適当なサイズにカッターで切っては貼り。
テープは100ピース程度だろう。
途中のマスキングが終わった時点で同じ、シルバーで火室下回りを塗装。
塗装面はかなり厚めに吹いたつもりだが粒子が粗く出ている気がする。
黒塗装はそれから1週間後になった。
窓に塗装ブースをつけたり色々と事前の準備もあり夏の猛暑。
塗装は夜になってから行った。
案の定、塗装が薄いので剥離箇所が結構発生している。
これはいくつかの悪条件が重なったと思う。
まず、長年の埃やヤニが取れていないこと。
これは水洗いだけだったが本当は石鹸で洗浄すべきだった。
次に塗装面の塗料が薄過ぎたこと。
塗装面は目視でしかも夜なのでよく判断できなかった。
以上が反省点で今後は気をつけよう。
修正は面相でタッチアップ。つまり筆塗りで済ますことに。
塗装面が荒れているのでタッチアップはそれほど目立たないと思う。
これでひとまず終わり。
煙室扉のマスキング後、黒塗装前にボイラーの煙室をガンメタで塗装した。
ガンメタはメーカーが得意な色のようだ。
見た目では煙室扉よりしっかりと塗料の厚みも取れていると思う。
忘れたのは真鍮の石鹸洗い、ボディー塗装は塗装面が広いので大丈夫か少し心配。
次はテンダー下回りの黒塗装。
下回りなので厚ぼったくても大丈夫だろうと厚めに。
問題はスプレーガンの塗料容量。
これがカップ半分以下でないと吹き付けの霧が少ない。
理由は不明だがそうなるとニードルノズルに塗料が付いて固まり塗料が固まりとなって飛び出す。
こうなるとラッカー系はアウト。
リターダー入りの薄め液を用意することにした。
乾きが遅いエナメル系は吹き付けより筆塗りの主流だと思う。
何しろ乾燥に数日かかるから、粒子が大きく粒になってもシンナーを吹けばかなり修正できるがラッカーは早過ぎてもはや修正は出来ない。
これがテンダー下回りの塗装終了。
この部分はほぼ見えない。
見えるのは前後の部分で上部は上回りが被るし下は台車が付いてしまう。
禿げるのは角角でタッチアップで修正やら加筆する。
次にテンダーの掃除。
水でよく洗い、石鹸と筆でタバコのヤニ汚れを落とす。
あとは乾燥させて塗装になるだけ。
ここでドアキー取り付けなどと猛暑で中断している。
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