2019年8月28日水曜日

ウィペット アトムの死

12年間足元で一緒に過ごしていたアトムが往生しました。
2日ほど苦しみましたが母親の手の中で息絶え永遠の眠りについてしまいました。
アトムは三重県鈴鹿市のシェルターからお預かりした犬。
推定3歳、飼い主から放棄されたウィペットということでした。
数十頭の犬が3部屋程度に分かれて飼育されていましたが環境は決していいとは言えない気がしました。
アトムはどの犬とも懐かず一人座布団の上に寝転んだ状態でした。
他のウィペットでも良かったんですが若いウィペットは走り回り狼のような気配でした。
アトムは大人しくケージに入りそのままクルマで東京へ。
それから私の足元というか仕事場のような場所で暮らし、3回の散歩も楽しくいい思い出です。
預かって1−2年はドッグランに連れて行きましたが他の犬を嫌がり逃げ回って隅っこで怯える始末。
犬には恐怖感しかなかったようです。
それは一生そうでした。


それでも他に犬がいないときは一緒に遊びましたね。
やっぱり走り方は一流というか美しく力強いイメージですね。

預かって2週間後のドッグランに初めて行った時です。
朝の他の犬がまだ居ない時間帯ですね。


先輩のラグビーと一緒に旅行

2頭とも仲は良かったんですが何しろサイズが違いますので一緒に遊ぶというのは稀でしたね。


数年前に狂犬病予防接種で病院に行った時、ドクターに心臓が悪いと言われました。
雑音がするということで心臓が肥大しているような話でした。
薬で治らないか聞きましたが治らないとのこと。
つまり、徐々に悪くなり死に至るということです。
その前に他の病気に罹ったらという心配はしませんでしたね。

ところが2年前に両目がほとんど見えなくなりました。
白内障がひどくなったのとそれ以外にも曇っていると言われました。
私の母親も晩年失明したんですがそれから人間でも大変でした。
犬はもっと大変でしたね。
散歩してもあっちこっちぶつかりますので綱は短く持つんですが、色々匂いを嗅ぎたがりますしもう一頭にも気をとられます。
倍以上疲れる散歩になりました。
もともと、運動が必要な犬種なんで最後の1年は私のダイエットもあり見えない中で毎日五キロ程度の散歩でしたね。

最後は散歩中に転倒することがあり散歩は中止しました。
それから1週間程度で立てなくなり苦しみながら2日間で永眠。
なんだか今考えると呆気なかった。
苦しんでいる犬の面倒は大変です。
不思議と頭を抱いてあげると落ち着きます。
離すとまた苦しむという30分間隔の地獄でしたね。
それでも短い間でしたし二人で見ましたので寝不足になりながら息を引き取りました。

大森ペット霊堂というところに電話して予約を取りました。
土曜日未明の2時半永眠で土曜日は無理で日曜日夜6時から予約が取れました。

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