大学ラグビーと世界のラグビーの違いってあるんだろうか。
3試合のテストマッチを見て総じてほぼ同じだと感じた。
技術の話ではなくラグビーゲームの考え方とでもいうのか。
一昔前からランニングラグビーとかゴリゴリ重戦車などとラグビーを分類することはなくなった。
それはチャンピオン時代のKGUラグビーがそうだった。
重量級のフォワードが走りまくる。
15人の総力戦で区分がつけにくいフェーズの積み重ねで得点するラグビー。
あとはセットプレーの精度と質になっている。
テストを見ていて感じたのはスクラムはほぼ反則があればペナルティーされる。
つまり、押負けた原因が即ペナルティーになる。
ラインアウトも同様で簡単な反則より素直に出させることを重視している。
サンウルブズはラインアウトがほぼ壊滅的なのはそれを恐れて消極的なプレーだろう。
しかし、基本技術のハンドリングは確実に結果に出る。
南アが一人少なくなったアイルランドに負けたのはハンドリングエラーが多すぎた。
アイルランドはラックのジャッカルが圧倒的に多かった。
ボールの絡みが上手いし早い。
よく、二人でタックルという。
一人が膝下に入って一人がボールに絡むという技術だ。
どんな大きな相手でも二人でタックルすれば倒れるという話ではなかった。
それよりもボールを奪取する技術のようだ。
体のサイズは勝敗を左右する要素としては大きい。
セットプレーでスクラムは体重が多い方が有利、ラインアウトは背が高い方が有利。
これは一般論としてだけでなく絶対的とも言える。
しかし、それは体力がある時だけの話。
後半に入り疲れが出ると体格が体力に劣ることになる。
体力がないと体格が劣る方は消耗することになるがそれ以上の体力があればいいことになる。
現実的に無理なようだが実際はリザーブの起用などで明暗が出る。
ニュージーランドはちょうど若返りのメンバー主体のようだ。
つまり、ルーキー主体で次期W杯のチームづくり。
ウェールズは勝ちきれなかった。
もう一歩というレベルだったということだ。
ディフェンスが機能していないNZを攻めきれなかった。
このチームに勝てないとなるとウェールズも厳しいだろう。
実はウェールズは大好きなチーム。
オーストラリアはエディー率いるイングランドに負けた。
両チームそれほど差はないがちょっとラッキーだったイングランド。
ツキを呼び込むのは実力だろう。
世界のラグビーはトップリーグ、日本代表やサンウルブズのおかげで身近になっている。
大学ラグビーも世界水準の展開を目指している。
関東学院はどうだろうか。
かなり、選手は揃っている。
あとは規律を守って戦略を実践できればいいということになる。
まあ、南アのようにハンドリングエラーしているようでは絶対勝てない。
最後は体力が勝負になる。
怪我をしないためにも体力は存分につけなければならない。
動きが衰えないラグビーが出来れば一部でも戦えるだろう。
選手は揃っていると感じている。
頑張れ、関東学院大学ラグビー。
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