2016年6月29日水曜日

三宅洋平の自衛隊論が面白い。

自衛隊、つまり自国の専守防衛目的の軍隊。
日本は軍隊を持たないのではなく軍隊の行動範囲は憲法範囲であること。
これを安倍政権はアメリカの要求で曲解している。
つまり、国際平和という名目で派兵を可能にしているわけだ。
国際平和とは何か。
平和を望まない人間は世界中の国家にほとんどいない。
戦いを生業としている一部の人間組織において拡大されている。
その拡大を助長しているのが米国、ロシアというわけだ。
つまり、兵器産業を主として大国は成り立っている。
宇宙開発だって兵器産業とみていいい。
だから中国は追いつけ追い越せなのだ。
中国も現状では低賃金ではなくなり世界の平和産業地として揺らいでいる。
今後はもっと難しいことから当然、軍需産業に力を入れている。
大国を維持するには軍需産業が最大の収入源として成り立つ。
ドイツ、日本など平和産業でいくら稼いでも所詮、軍需産業には勝てない。

米国の軍需産業に尽くしているのは日本だろう。
米国駐留軍の維持費を全て払い、米国から武器を買って自衛隊を組織している。
これはせっせと国民が頑張って働き黒字を目指す平和産業より膨大な貿易赤字だ。

この自衛隊を平和憲法の下で日本で最も国民に影響ある災害救助に専守させるという構想。
これが三宅洋平のアジェンダにある。
憲法9条を改憲することに必死の自民党は米国の圧力があるからだろう。
誰も戦争を望んでいないし日本が戦争に巻き込まれるなんて妄想もない。
北朝鮮が脅威と言っているが北朝鮮にそれほどの力はない。
経済的に兵糧攻めにし、追い詰めすぎているくらいだ。
切羽詰まって戦いの火蓋を切れば世界中から叩かれることは必至だ。
まあ、米国が韓国あたりに武器供給し派兵すればロシア、中国がそれに乗る。
ある意味で世界戦争だ。
こうなると近隣の日本の被害が予想される。
だから、攻撃できる軍隊を作るなんて短絡的発想。
そうなったらもう日本がどうだろうと関係なく被害は発生する。

そんな時のために用意するか今いる災害被害者を救助するかの話。
判りきっている。
万が一に備えることに金を使うより現在の被害国民を救うことの方が大切という話。
平和憲法を守るというのは当たり前なのだ。
平和憲法を日本が守る限り理屈が通る。
他国を侵略しないと宣言している日本を攻撃する理由がないからだ。
もし、日本に不都合があれば武力を使うと宣言すればそれは攻撃を受ける理由を与える。
そんな単純なことで世界平和の均衡が保たれているわけではないだろう。
しかし、99%の人間は平和を望んでいることが重要だろう。
三宅洋平はそれを言いたいと思う。
正しい。
非常に困難な選択だが正しい。
バカな米国人がバタバタと殺されても声を出せない米国民と同じにはなりたくない。
世界一の国家ってなんだか知らないけど、平気で自国民を危険に晒す大義なんて大国の資格もないし所詮狩猟民族なんだと思う。
何しろ、先住民族のインディアンを平気で駆逐した人間で成り立っているわけだから。
先祖のヨーロッパ人は世界で最も野蛮なのだ。
中東のゲリラなんてちっちゃい話だ。

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