なんでも首の骨を折って胸下麻痺らしい。
水深1.1Mだったそうだ。
多分、体育の授業でのことだろう。
教員が水表面高さ1Mくらいのところにデッキブラシを持って越えるように指導。
44歳の教員なので指導経験があったんだろう。
問題はいくつもあるだろう。
まず、小中学校で飛び込み禁止で指導している点。
高校になっていきなり飛び込みを危険だと思わない文部科学省。
つまり、この手の教科指導要領を作っている者が現実を想像出来ないおバカ。
次に指導する教員の間違え。
いくら泳げても跳び越せという指導に問題がある。
立ち位置から50センチ程度離れて1Mの障害物を置いての指導と想像する。
これは単に体を飛び上がらせるだけで頭から飛び込む姿勢ではない。
確かに指導員でもこの練習をしている方を見受ける。
たち飛び込みとはいえ上に飛び上がらせるのは意味がない。
飛び込みは前に飛び出すことで進むから揚力が生まれる原理。
真下に落ちれば水の抵抗以外飛び込み速度を阻害するものはないので当然爆死。
高校生といえば1.7Mの身長で水深1.1Mでは水深不足。
慣れるまでは身長と同じくらいの水深が必要だろう。
体育の教員も水泳を知っているわけではないのだ。
問題はまだあるがこの2点が最重要だ。
水泳指導員にも同様な間違えをしている方がいる。
とにかく飛び込みは前に飛ぶことを指導するべきで飛び上がりは禁止が常識。
あとは膝を曲げ低い姿勢で構えること。
頭を低くする姿勢で前に出れば下には落ちない。
あとは揚力と浮力で自然に浮き上がるはずだ。
細かい姿勢などは後で直せばいい。
重要なのは、
前に飛び出す
低く構える
一番安全なのは陸上競技と同じ姿勢での飛び込み。
片膝をつき、「用意」で腰を上げ前に飛び出すだけでいい。
品川区水泳連盟の標準指導
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