2015年10月5日月曜日

エディージョーンズ ラグビー 日本代表監督

彼は世界的に一流指導者で実績がある。
その彼が日本で指導するというのは彼の半分が日本人の血ということ。
奥さんが日本人だということ。
それらを結びつけるのが簡単だと思う。
つまり、祖先の母国に対し自分の立ち位置がはっきりしている。
彼はサントリーで指導を始め日本代表監督になった。
サントリーでの経験は日本人の純粋さを求める方法を取得したんだと思う。
それが日本代表監督として重要な要件だと思う。
今まで様々な方が日本代表監督をされたが今一つ日本人を信じられない外人監督。
日本的流儀に押し流された日本人監督。
それぞれ日本ラグビー協会の閉鎖的な考えから離れられなかったんだろうなあ。
外国人は開き直って成績だけで勝負しようとした。
日本人選手よりも外国人選手に頼ったチーム作り。
日本人監督は協会の意のままにチームを作り成果は上がらず。
平尾監督という方が唯一、今のチーム作りに近い考えを持っていた。
しかし、選手が同調しなかった。
日本協会の選手への対応があまりにもみすぼらしかった。
選手は体を張るわけだから、もっと、尊厳やら尊敬、敬意を持たないと。
平尾監督の考えが柔軟過ぎたところも問題だった。
一つは自分についてくれば日本代表だよ的な態度。
監督というのは孤独だろう。
ブレーンを監督が集めてはいけない。
協会の公平なスタッフ集めをし、監督はその意味を理解しないとチームにならない。
ギクシャクしたチームに選手は集まらない。
当時、選手たちの中には日本代表になるのは名誉とは思っていなかった。
そんな扱いだったと思う。

エディージョーンズのチーム作りはスタッフは世界一流を集め選手に敬意を払った。
しかし、練習はチームを世界で戦わせるための技量、体力を求めた。
選手のモチベーションは高かった。
とりわけ、外人部隊のチームへの忠誠は特筆だと思う。
日本代表というのは日本を背負うチームじゃなくて自分たちのチーム。
そのチームのためならすべてを犠牲にする監督と協会。
まあ、そんな構図しかないだろう。

今回エディーが辞任することになった。
それはW杯開催で頭がいっぱいの協会に嫌気がさしてかもしれない。
プレーする側は、日本代表が強くなることがW杯開催の鍵だと思っている。
協会は見てくれのマネージメントで手一杯だということだ。
日本代表のチーム作りを考えるとチームが強いことが一番じゃない。
W杯開催が一番。
その辺のズレがエディーには大問題だったんだろう。

これから日本代表はエディーを失いどうなるのか。
W杯開催まであと4年しかないのだ。
代表監督は見つかるのか。
エディーの後を継ぐ監督のプレッシャーはハンパじゃ済まない。

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