2014年11月16日日曜日

新聞記事 デートだって軽自動車でいい

日経新聞の記事。
 24歳の男性がデートにドイツ製スポーツカーを借りたら、彼女が「これに乗るの?」「軽でいいのに」と言われた実話。
クルマは高い。
これは今も昔も変わらない。
でも若者は車離れしているのは趣味の多様化だろう。
単純にクルマに魅力がないわけではなくクルマより魅力があること、モノがいっぱいあるだけだ。

バブル前にはクルマにはステイタスがあった。
つまり、車の価値=経済的象徴
今もそうだろうが象徴するべき経済がほぼない。
つまり、明日への期待とか夢がほぼ壊滅している。
あるのは今日を楽しく過ごせるかどうか。
経済的中間層がほぼいなくなり上層と下層しかいない日本。
一億総中間層時代から一億総下層時代なんだと思う。
上層は相変わらず、高額なクルマを所有している。
若者に限らず、クルマを持つなら軽自動車の時代だろう。
マイルドヤンキーという層がある。
それは郊外、田舎型のファミリー社会というかコミュニティを愛する人々のようだ。
彼らはちょっと気の利いた軽自動車を好みしかも家族で共有するような層で彼らが軽自動車を支えている。
私が山中湖に行けば、走っているのは軽自動車ばかりでほとんど綺麗な新車同様のクルマばかり。
たまにランドローバーなど見るとへえと思う。

今の車は壊れない。
私の軽自動車も20年以上で毎月山中湖まで走ってくれる。
それを考えると10年ローンなんて当たり前。
120万なら月々1万円のローンということ。
あるいは10年リースなんてのもいいかもしれない。

都内で問題は駐車場だろう。
クルマが月1万だとしても駐車料金が3万はべらぼう。
駐車料金はもっと安くしなければ駐車場に入れるクルマがドンドン減っている。
月1万という駐車場が増えれば都内で若者がクルマに視線が行くかもしれない。

あとはシェア、リース、レンタカーの類。
これはソフトウエアの問題が大きい。
とっても手間がかかるのはだめ。
クルマが置いてあるところに行ってカードをかざせば使える程度の簡便さが必要。
いちいち予約などしてクルマに乗る人はいない。
電車代わりなのだ。
あればクルマ、無ければ電車にすれば良い程度に考える。

よくよく考えると都内にクルマって要らない。
公共交通機関が揃いすぎている。
若者だって見栄でクルマを持つほど馬鹿はいない。
自動車会社は車好きをまず育てないとだめでしょ。
自動車を持つとどんな楽しみが広がるかしかない。
土台、自動車なんて要らない東京なんだから。

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