2014年3月11日火曜日

立会川 鳥たち ペンタックスX-5

静止画で一番難しいのは白黒のディテール。
これはレンズ性能を含めデジカメの性能そのもの。
確かに、露光とか光角度ってのもあるだろうけどこれが出ないければゴミ。
X−5は15000円ととても廉価だけど、その辺は手を抜かないのがいい。
どうもデジカメの傾向として細密さばかりで髪の毛が一本くっきりなんてのが売り。
それはそれですが基本的にはいつまでも飽きない想い出だと私は思う。
撮影した状況が思い出せるような撮り手の愛おしさがこの年齢で初めてわかる。
 生き物はみずみずしいほどいいということは水鳥はまさにその典型。
みずみずしいなあ。笑
みずみずしさはクチバシからしたたる水滴。
この鳥が水中でえさ取りをしていた直後ってのが判る。
しかも眼はつぎの獲物を追っている。
まさに捕獲に向かう瞬間で普段の姿は一変しあられもない姿になった。
猟師に鉄砲で撃たれたような無防備な姿。

これは鮫洲運河の花東海道犬走りでMy奥様が餌まき。
こういうショットは絶対にデジカメがいい。
引き潮で出た岩や藻がみずみずしくカモメの飛翔の切り抜きと犬が非常に対照的。
この隅々感ってデジタルの開発した世界。
今やなきペンタックス技術者のこだわりも感じる。
めすは地味。
偶然の正面絵図。
水面のゆれが鳥の立体感を感じさせると思った。
思いのほかふくよかでメスだなあ。

夫唱婦随。
この絵は思い切り加工してみた。
このくらい加工するとほとんど元絵はわからない。
つまり、つまらない画像なのかもしれないがビビッド=生き活き風に。

たったの1万5千円でもデジカメはスマホカメラとは違う世界だなあと思う。
購入理由がペンタックスが無くなるのでその記念的なことと、べらぼうに安いだけ。
期待もなにもない衝動買いが思わぬ拾い物をした気がする。
かっこだけ一眼レフのズームデジカメ。
結果として、ペンタックスブランドを手に入れ数枚のお気に入り写真が撮れた。
大満足。

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