去年、注文して受け取った品物は接眼レンズ側のレンズがガラガラと転がってる!
ねじ切りもしてあるし接着もしたと思いますが緩んでるではなく外れてた。
販売会社は返金を申し出て来ましたが再送をお願いしました。
それから2ヶ月再送品を受け取ったのがこれ。
今回はレンズは問題ありませんでした。
ピントリングがちょっと緩んでいましたので調整しただけです。
この状況は50年前の日本産業と同じかも知れない。
米国からの注文品を観た事も使った事もない。
つまり、用途不明でどこに強度が必要かなんて全く判らなかったと思います。
結果は粗悪品、Made in Japanだった訳です。
ただ、日本の産業人は用途などが判ればあとはコピーの段階になり、独創的な製品を機関銃のように開発しまくって高度成長ですね。
私の趣味でもある鉄道模型機関車。
ハンドメイドのブラスモデルは高価でしたが人気がありました。
60年代初頭まではろくなモノがありませんがそれからは素晴らしいを連発しました。
コストパフォーマンスの悪化で80年代南鮮に移りましたが日本製の美しさはちょっと違う哲学を感じます。
南鮮製は技術の進歩で繊細な表現というかひ弱。
日本製は大胆なディフォルメと本物のイメージ把握が素晴らしい。
現在は中共のプラモデルが主流のようです。
話は戻ってこのズームコンバージョンレンズを購入する動機。
コンバージョンレンズは性格上テレコンとワイコンで固定倍率しかありません。
つまり、ズームの需要がない。
にもかかわらず、こさえた不思議なパワーを見たかっただけ。
世界唯一でしかも販売数も万はいかないでしょう。
話題にもならないシロモノだからです。
製品もかなりいい加減なものでした。
付属のオリジナル袋は寸足らず。
もしかしたら三脚、レンズ取付けケースを入れるものでしょう。
これでだいたい製品のクォリティーが判っちゃいます。
さて撮影してみました。
曇天で手持ち。
標準、6倍、18倍です。
気がつきましたがこれは3倍ズームと言うべきものです。
18倍ズームなんてのは大嘘ですよ。
写りはそれなりです。
良くも悪くもあるってこと。
まず、ピントが合わせ難い。
iPhoneの画面が大きいから楽そうですがカメラには基準線のような距離を合わせる方法が用意されています。
しかし、目視だけってのが恐ろしく不便。
方法は6倍で合わせ適当にズームするしかありません。
iPhoneのカメラはほんと秀逸ですからコンバージョンレンズをつけてもあまり暗くならない。
今日、病院で診察日だったんで病院の公園に寄りました。
ちょい晴間みたいな天気。
見栄えの悪い鳥ですがバードウォッチング。
どこって、中央の黒いカタマリです。
ピントが合わないのはこのレンズの所為です。
手持ちで手ぶれがあるのもピントが合わない原因です。
なにもかもレンズに取っては障害ですけどね。
条件が良かったらもう少しでしたが、6倍から18倍にズームしたら飛んで行ってしまったのでシャッターチャンス無しでした。
18倍の空気孔。
6倍です。
iPhoneカメラオリジナル。
これでなにを取ろうとしているかは後のお楽しみですが10倍程度は大丈夫だと思います。
これがMacのiPhotoでオリジナルをズームしたもの。
これは6倍を同様にズームしたもの。
18倍を同様にズームしたもの。
なるほどね。
焦点はボケるけど見えないものが見えるようになる。
この黒い点は6倍をズームしたものです。
オリジナルのズームではほとんど見えません。
18倍だとかなりハッキリしていますが残念なのは焦点が来ない。
なんだか不明ですがボルトですかね。
こんな実力です。
インプレッションは面白いけど遊びにしか使えないということです。
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