KGUがついに二部リーグで立正大学に負けた。
トライ数は同じでゴールを2本外した敗戦。
まず、トライ数で勝ることは重要だがショットを外さないことはもっと重要。
立正大学はすべてのショットを成功させた。
KGUにとって二部リーグでの敗戦は痛い。
残念だが昔の力を求めるのは酷だが徐々に力を落としているように感じる。
もし、今季二部で終わるようであれば指導体制を見直すことも必要かと思う。
スコットランドに日本が勝った。
スコットランドにとってラグビーは重要なんだろう。
サッカーランキングで見ると日本は20-30位程度だがスコットランドは50位程度。
スコットランドにとってラグビーは非常に重要なスポーツなのだ。
つまり、負けるわけにはいかない戦いだった。
しかし、ランキングで一つ上の日本に負けランキングの確度を確認できた。
ラグビーは運で勝負が左右されることがもっとも少ないスポーツ。
一つは試合で戦う選手数の多さ。
敵味方30人が向かい合うのがあの広いフィールドでも多い。
セブンなどのように7人で戦うことでもスポーツとして成立している。
それがその倍以上で戦うのだからとても難しいことがわかる。
ルールを考えると圧倒的に攻撃側が有利で守備が難しい。
それを15人が様々な守備陣系で守りきることが研究されている。
近年は60M程度の左右をどう守りきるかが研究され尽くされてしまった。
いわゆるドリフトディフェンスのスピードアップが徹底された。
攻撃側は圧倒的なスピードで攻撃することが重要になった。
ジャパンはこのスピードと正確性を両立されつつある。
防御網の弱点はフィジカルと考えられている。
それは選手の平均的サイズが強国に比べると劣っているからだろう。
身長で10センチは大きい、体重で5キロはさらに大きい。
今回のジャパンはそのフィジカルを鍛えた。
サイズ的な問題は生まれ持ったものもある。
ジャパンが求めたのは持久力だ。
持久力はある程度鍛えることができしかも小さい方がその成果も大きい。
わずか数センチずれることで計り知れない圧力を躱すことを身につけた。
あるいはスクラムの強度だ。
タイトになれば質量が上がり非常に重くなる原理とも言えるだろう。
それはそれぞれの分子量(個々の選手)とは異なる結果になる。
いわゆる、量より質が問題とした考え方だろうか。
ラインアウトでの身長差をどう克服するかは投入するポールの質。
それらを徹底的に研究し実践しているのだろう。
セットプレーの確実性は攻撃の起点となり後はスピードの緩急とプランで得点力を増す。
それが実践しているのがジャパン。
ディフェンスも力よりスピードで勝ることで敵の攻撃と間隔を詰める。
これは昔から日本で研究されている通りだ。
いや大西鐡之祐氏の研究で生まれた「展開接近連続」ということになる。
ジャパンだけでなく世界的にそう進化している。
さらにジャパンは速度を加え進化している点が世界に先んじている。
まさに世界中が今は速度を求めているだろうがジャパンには勝てないだろう。
相撲、柔道などの格闘技で技のスピードは最も重要でそれを求め練習がある。
ベスト8に残り未知の領域と思われるがジャパンはそれぞれの国と試合経験がある。
ある意味では同じ土俵に立ったことがある。
これからはそれぞれの土俵でどう戦うかということ。
そしてジャパンは戦える力があること。
多いに楽しみだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿