肌寒い10月30日、ニッパツ球技場で法政大学戦。
今季の法政大学はイマイチ力を出し切れていない印象。
わがカントーは自由奔放な展開ラグビー復活というところだろう。
じょじょにフォワードも力を付けてセットも安定してきている。
前半はやっぱりねって感じで中央大学戦の再来のような雰囲気。
攻め切れない。
しかし、ディフェンスはタイトでノースコアで抑えた。
なんだかちょっと不安の残る試合運びだったと思う。
選手は力一杯戦ってはいたと思うがレフリーが外人の御デブでどうもトロのような。
後半は俄然攻勢に出てトライ連発。
基本的にバックス勝負の本来のカントーラグビー。
これはずっと今季同じだとおもうがこのようなトライは印象に残る。
つまり、フォワードのモール、スクラムなどでのトライは強さばかりが残る。
やはり、カントーはバックス勝負が決まったいる。
極力選手名は出さないようにしているが、フルバックの今村優太選手の活躍は光る。
キャプテン宮川智海選手が光る。
よく観察していると彼はミスをしても嫌な顔はしない。
常に前向きな雰囲気が漂っていてキャプテンとして好感が持てる。
うわさではキャプテンには向いてないような話を聞いたが歴代と比較しても素晴らしい。
後半2つのシンビンはいずれもゴール前のディフェンスでのオフサイドだと思う。
まあ、帰り切れていない選手がいたのは明らかでそれなりの処分だろう。
選手入れ替えのタイミングについてもいろいろ話を聞く。
個人的な感想としては選手育成途上のチームとしてはまともだと思う。
公式戦といえども勝ちに拘るのはまだ早い。
中央大学戦に勝利して4勝すれば大学選手権の目もあっただろう。
難しい判断だろうが、まだ育成期間だととらえて観戦した方が理解できる。
とはいえ、中央大学は初めからひとつの目標だったので悔しい…
のこり2試合一勝すれば入れ替え戦はないだろう。
今季の最低限の目標は達成できる可能性が大きくなった。
今の2年生が大化けするチームが作れるかどうかの長期計画だと思う。
しかし、毎年日本一を争っていたチーム力から格段と落ちるのに入部者が多いのは素晴らしい。
これも指導スタッフの努力だと感心する。
まさに伝統の力という域になってきたなあと感じる。
カントーが強くなるというより、カントーであり続けているのはなんだろうか。
それは釜利谷の施設だとおもう。
フェンスもない広大で完璧なグランドで育まれたプレーヤーは必ず大成する。
無名な選手たちがトップリーグに上り詰めているのは環境だと確信している。
そして、チームカラーが変わらないのもあの釜利谷の空気のおかげだろう。
選手たちが口を揃えて元日本代表のOBに鍛えられることを誇りに思っている。
OBも楽しくてしょうがないようだ。
確かに、春口監督の絶対的威厳は神がかっていた。
いまは、ある意味で天国でラグビーをしている気分に違いない。
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