安倍総理の時間は7年8ヶ月。
この間に何が起こったか。
日本の全てを主導しているのが政治です。そのほとんど分業化した仕事は官僚と言われる公務員が作っている訳です。公務員はその分野で一番国策になる作業を分担している訳ですが、これは総合的な話ではないということ。総合的な作業分担は政治が行うことになる。しかもそれは国民が目指す日本ということになり国民はそのために仕事をしていることになっている。
それは本当だろうか。日々の生活で必要な商店はほぼ壊滅してコンビニ、スーパーなど日用品需要は集約されてしまった。国民はその「よろづや」で価格の安い物だけしか手に入れられず、たまに高級品などと言っても入手は難しい。家具などは東南アジアで作られた組み立て家具だったり、衣料は同じく安価な製造国で作られたものになり日本の産業はほぼ空洞化してしまった。農業製品は生産国がわからないくらい世界中からの輸入品になった。
日本に産業は無くなった。これでもなんとか経済を維持しているのは大企業とその周辺技術企業だけになったのは誰のせいだろうか。
効率、利益などで楽に国民生活を送ることが出来るのはまあ、国民の知恵とバランス感覚なんだろうが、それを主導したのは官僚組織。
この官僚組織の悪い点は連携がないこととその場主義なことだ。
日本の農業を潰したり中小企業を減らしたツケはいつか来るだろう程度の話になっているが現実は体力を減らし続けているだけ。ゼロにはならないからいいか程度。
これを推し進めたのは官僚だがそれを後押ししたのは安倍政権。
安倍政権は官僚の言いなりなのは勉強不足もあるが、それより視線が国民に向いていない。
日本を維持すれば国民はなんとかなる程度のお話で進められたのが安倍政権。
というより、戦後の自由民主党政権。
これに対抗する政党はない。
何故なら自由民主党にはるかに及ばない知識と能力がミエミエで期待ができない。
小沢一郎氏が苦労して自由民主党を倒す政党樹立を実現した。
1993年の日本新党を軸にした細川内閣。
2009年の民主党を軸にした鳩山内閣。
それだけが政権交代を実現している。
じゃ、何かあったのか。
何も起こらなかったんじゃないのかねえ。日米安保条約を見直せたのに沖縄基地問題をうやむやにしてごまかした。東日本大震災での狼狽した対応などしかなかった。
国民にとって経済改革は何もなかった。
例えば、消費税廃止、終身雇用の徹底とか日本独自の経済発展を作れなかった。
それから安倍内閣のやりたい放題。
国民をどんどん貧乏にした政策でも支持する哀れな国民。
日本は哀れな国民による哀れな国家になってしまったのがこの歳月。
長い時間をかけて凋落していくから解りにくいかもしれないが確実に国民は貧乏になった。その自覚がないまま、気ままに働けるからとフリーターが増え、ネカフェ難民が増え、生活保護受給者が増え続けることでもう貧乏に慣れちゃいました。
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