2018年2月2日金曜日

組織維持の優先 相撲協会理事候補選挙

今まで何の興味もなかった大相撲。
貴乃花現役時代まで一応気になっていたがそれ以降興味なしの一般と同じ。
若貴時代は日本中が相撲ファンだったと思うけどそれ以降はダメでしょ。
個人的にはモンゴル力士ばっかりで好きじゃなくなった。

その若貴も貴乃花は一代年寄で相撲界に君臨。
若乃花は相撲界を離れ一般人へ。
色々な人生ですから二人とも残ったらどんなに面白かったか。
貴乃花の望む大相撲の実現が少しは可能だったかもしれないと思うと残念。

貴乃花は選挙前にネットで選挙演説風の書き込みをしました。
内容はとても理想を夢見る文でしごく当たり前の話。
これが当たり前じゃないのが組織ということ。
組織は理想より現実で動くものだから選挙結果は驚かない。
よく「そんなに甘くない」という組織の現実。
個人はいくらでも前進するけど組織は急には変われない。
大きな組織を動かすには時間とパワーが必要なんだろう。
一人のパワーではとても難しい。

45歳の男は人気だけでは結果が出ないことを改めて知る。
仲間という漠然とした繋がりの弱さに頼った甘さが結果になったとも思える。
志を同じくということは確かだろう。
それに賛同する仲間を増やし続けないと組織を動かないってこと。

組織を変えたくない人が組織を維持している。
変革とか改革は望んでいないのが普通だろう。
住みやすい組織だから所属している。
自分を改めて見つめると、存在したい集まりが組織だって判る。
そこに居続けるのは少しの問題は気にならない居場所だろう。
これが大きな問題になるとそれを全員が共有しなければ無理だ。
それが無理だとすれば、その問題をスルーするか別組織を作るしかない。
自分の所蔵するシステムでも同じことが起こった。
理想が違うということは実現するために組織を出る勇気だろう。
貴乃花にそれがあるんだろうか。
ないのなら組織にいて組織の論理を受け入れるしかない。

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