自慢にはならないが生き延びる癌患者の一人。
癌というのはその性質はまちまちで共存している方は亡くなる方の何百倍いるんだろうか。
私もその一人なんだが、急性期を過ぎると後は確立した温存治療というか対処治療に入る。
自分が一番よくわかるのは落ち着いた状態がそれ。
急性期は何が何でもバリバリ治療というそれ以外考えない時期。
それをすぎて初めて病気の怖さがわかるし感じる。
癌そのものより、放射線治療の後遺障害の恐ろしさは半端じゃない。
前立腺癌で全摘後にPSA検査で腺癌が残っていることがわかると、周辺一帯に放射線治療をする。
ほぼ一ヶ月放射線を浴び続ける。
それ自体は痛くも痒くもない。
ほぼ1年後に襲いかかる被曝症状。
膀胱か、直腸どちらかがボロボロに。
それが原因でぼうこうガンを発症した。
ぼうこうガンはそれほどひどいものではないようだ。
膀胱内表皮に出来るT1aという癌。
これが進むと全身に癌が広がるので膀胱摘出になる。
ガンはほとんどその臓器を取ってしまうのが一番の治療ということだ。
膀胱を残しているガンの程度だと検査や治療は永遠に続く。
膀胱にカメラを入れて内部を検査するのがファイバー検査、膀胱鏡検査。
チンチンの先からカメラを挿入する。
初めは痛さもあったが今はつるんとした感じで入る。
入ってしまえば何も感じない。
後は医師と一緒にディスプレーを確認する。
医師はその画像を見ながら部位やら状況を説明する。
まあ、何度も検査しているのでガンはなんとなくわかる。
現在は放射線を浴びた括約筋部分つまり尿道につながる部分に問題がある。
血腫というかぶとうの房のような1-2ミリの丸い血の袋なんて感じのものが写っていた。
これは焼き切ってしまえばいいのだがとりあえず温存。
医師は癌ではないと診断、私もそう思う。
過去の癌とは違うし崩れているという感じではない。
そんなわけで3ヶ月後に再検査となった。
今度も同じ状態だったら焼き切ってもらおう。
今回は検査後に泌尿器科部長と相談していた。
つまり、癌ではないとの診断の確認だろう。
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