2019年9月4日水曜日

塗装再び Southern Pacific RR のSP-2/3

再びというのは再度ということでなくほかのモデルです。
SP-2/3はカツミ模型店で長期間再生産されました。
1963年MaxGray社に初めて出荷したものが前回のモデルです。

MaxGray

1968年にはWestSide社に初出荷で1974年までに1700輌強出荷というロングセラー。
後者が今回のアイテム、形状としてはサンドドームが2つでSP-2/3とされている。
前者は#5000クラスなのだが私は5021号機としたのでSP-2となる。
理由はシングルサンドドームの現存機で模型化のモデルと思われる。

SP-2/3のモデルはなんだろうか。
一応、写真が残っているか、現存保存機をモデルにしているだろう。
その意味では#5018かなあと思う。
元々はシングルサンドドームだったがその後ダブルに改良された機種。
それ以外に違いはないが運転室が大きく見える。
パイプ類も増えているので多少ディテールが詳細になっている。

下回り

下回りはMaxGrayのように黒染めしていない。
つまり、下回りの塗装が初めになる。
それなりに手の込んだ作りだと思うが3シリンダーはシリンダーだけが表現されている。
下回りにはJAPANの刻印だけされている。
晩年、従台車のブースターは外されているものもあるようだがこれは付いている。
といっても外せるようになっているのでその場合は2本のビスを外せばいい。


これがブースター。
ブースターは補助動力なので使うとスムーズな走り出しだったと思う。
取っちゃってるくらいだからこのクラスではそれほど意味がないかなあ。

下回りの塗装のために治具で支える。
この通り生け花的にしてみた。
下回りは動力部分で結構油が付いているのでシンナーで洗った。

分解中にシリンダーに付いているスライドバーがポロリ。
ハンダがクラックした。
ここで半田付けになる。

バーの間隔が5mmなので硬い紙を5mm幅に切り出してセロテープで固定。
金床に乗せて重石で固定し60wのコテで半田付け。

細かい仕事なので拡大鏡も使う。

2.5倍程度なので大した効果はないけど安心。
なんと塗装後逆側が外れてしまった。
つまり半田付けが上手くないということだ。
私もロストワックスはどうも苦手で盛りすぎになる。

2度目の正直にしたい。
塗装しても塗装面を剥がせば大丈夫。
ぼってりと見えない側なので付けまくる。


塗装だがまず、クレオスのメタルプライマーを吹いた。
これはどうしても打つかることが多いだろうパーツなので。
クレオスのメタルプライマーは金属用なのでいいかもしれない。
プライマーは塗料の下地としては粘着性と弾力性の2つだと思う。
粘着性は多少の凸凹にも浸透ししかも埋めてくれる。
ウレタンラッカーのようなものだろうか。

その後でガイアのセミブラックラッカー。
0.3mmエアブラシ使用。



実際はこの後に治具のつかみ部分(未塗装)を塗装して終わった。

あとは車輪。

翌日、動輪の塗装をすることに。
とりあえず筆塗りを試す。
塗料はタミヤカラーのエナメル。
前台車輪はガンメタリックで。
従台車輪は外れないので外輪だけをガイアエナメルのオイル。


従台車は外輪だけオイル色に筆塗り。
ほとんど見えないが外輪が銀色なのも変だし。

動輪はセミグロスブラック、ガイアのラッカー塗装。

その前にほかの色を試した。
ガンが0.2と0.3だったのでエアブラシがうまく吹けなかった。
手入れが悪かったんだろうか。
2つダメだとその色のラッカーかもしれないということでセミグロスブラックになった。
0.5mmのエアブラシであっけなくペイント終了。

細かいパーツがいっぱいなんで紛失する前に、
明日、下回りを組み上げるかなあ。

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