健全な青少年育成という目的ではありません。
それは昔からボーイスカウトとか青少年赤十字などというシステムがある。
YMCAなども同じでしょうか。
スポーツだとやっぱり選手育成だろう。
私の組織は日本の象徴だと思います。
指導員の高齢化。
指導員は指導経験が最も重要です。
例えば定年間近になり50歳で趣味の水泳を広く広め指導したいと考える。
社会経験は豊富でしょうが指導経験はない。
一般的に成人を指導する場合は社会経験を踏まえたコーチは重要でしょう。
つまり、共感が湧く指導は絶対にアドバンテージになる。
反面、大学生など若い指導員の泳ぎを見て同じように泳ぎたいと夢がある指導も重要。
まあ、成人はうまく指導員をうまく使い分ける懐の深さがある。
児童や青少年はどうだろうか。
一番は頭のスピード感というか切り替えが瞬時にコロコロと変わる。
ある意味で50歳で指導を始めた方々は対応ができないだろう。
小学生前の幼稚園児などは50代の手厚い指導が求められる局面もあるにはある。
例えば、話を聞いて理解したその瞬間に違う世界に入り話は頭の隅に追いやられる。
これを100回繰り返すことはなかなか難しい。
大学生も手こずるが最近までその経験がある分、理解も早い。
対応は一つしかない。
子供の瞬時切り替えの前に次の指示を出すことだ。
子供たちの先をいく指導ということだ。
次々と命題を繰り出し、思考を止めさせない。
思考が止まった瞬間に十人十色でバラバラになる。
参加者に対応した指導は対象により大きく異なりそれを体で反応できるまで10年かかる。
50代の人は60代。
今度は体がついてこないくなる。
それなりに体力があればなんとかなるかもしれないが集中力も短くなる。
安全管理や指導方針の維持が難しい年代になってくる。
話が逸れたので戻す。
指導員の高齢化とともに若い世代の余暇が少なくなっている。
指導をするとなると週一回程度同じ時間帯を開けることになる。
会社の都合やら学校の都合などで年間これができる指導員は少なくなっている。
というのが現状で水泳をやりたい人は減らないのに指導する人間はどんどん減る。
これが日本の現実でどこでも同じだろう。
だから高齢者が一生働くようなことが普通になりつつある。
しかし水泳指導員などは肉体的な限界がかなりあるだろう。
現実的に70歳以上となると難しい。
私は68なのであと2年。
あと、10年もすれば半減するかもしれない。
その危機感で青少年から少しでも指導ボランティアを増やす目的が青少年育成になった。
よくある選手育成などしている場合ではない。
とかく選手は選手をやめれば水泳を止める人が8割だろう。
水泳に携わるとかスポーツ関係で仕事をしたい人は2割。
せいぜいスポーツジムのスタッフが仕事として多いだろう。
水泳コーチになれる可能性はほぼゼロだろう。
なれてもコンビニの時給程度の契約社員がせいぜいだと思う。
スポーツを教える仕事は生活できるほどの対価を得るのは難しい。
私の「青少年育成」とは指導員養成の一環なのだ。
競技会に出て選手経験を味わい、練習を通して水泳を楽しむ。
これが理想で、その先に指導ボランティアがあると思う。
一人でも多くの青少年が指導ボランティアを目指してくれれば幸いだ。
それが1年でも2年でもいい。
彼らの一生で常に水泳があればいい。
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