最近のパスタレストランにはないメニュー。
イタ飯屋でもあまり見かけません。
私の記憶では初めて頂いたパスタがナポリタン。
多分、喫茶店です。
これがやたら美味しかった記憶があります。
トマトケチャップと言えばオムライス。
こちらは近くの食堂でもありましたがデパートの食堂。
このトマトケチャップは米国のソースです。
米国でも貧民が好むので下品な味の代表。
ハンバーガーでもホッドドッグでもそれです。
今や下品というより最も消費量の多いソースでしょうか。
なぜかと言えば濃厚な味付けが簡単だからでしょう。
日本にはこの味は多分進駐軍によりもたらされた味。
進駐軍からの横流しやら食糧援助などで使われ始めた。
日本のソースは種類が豊富ですがだいたい焦げ茶色。
西洋風のソースはトンカツソース、フルーツソースなどなど全てソース。
ケチャップが新しいのは米国産だからですかね。
それだけではなく、パルメザンチーズ、タバスコなど全て米国経由。
つまり、イタリアンというよりアメリカンな訳です。
思うにケチャップはイタリア系移民が作ったものでしょう。
これをかけるだけでなんでもイタリアン。
つまり、ナポリタンもあながち間違えではない。
皿うどんというのがあります。
これは中華料理の変形で長崎料理なのに何故か中華。
焼きそばというのも中華麺にソースをかけた日本料理。
とにかく、日本の味覚は世界をすべて日本化する。
日本料理は懐石だのだけではないわけです。
その幅の広さは世界に類を見ない。
その代表がナポリタンでしょう。
日本人が本格イタリアンのシェフなどといっているがこのナポリタンを超えたシェフはいません。
まあ、真似の上手な日本人ですからそのままだったら何の苦労もなく作れちゃうでしょう。
しかし、米国製ケチャップを使ってイタリアン料理の傑作「ナポリタン」を作った日本人は偉い。
本格イタリアンでパスタを頂きますがナポリタンを超えるパスタ料理は皆無です。
ナポリ市民もBuono!連発。
ちなみに、
日本ナポリタン学会
という組織もあるらしい。
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