2019年11月3日日曜日

ラグビーW杯決勝での出来事

日本のラグビー選手はノーサイドの精神という独自のマインドがある。
世界的にはどうか。
決勝で負けたイングランドが銀メダルの首にかける儀式を拒んだりコーチがさっさと首から外したりという光景を見て違和感があった。

結論からいえばだから負けたんだよね。ということになる。
南アは国の事情を含めて期する意識があり結果につなげたのは見事だ。
それに水を刺すような行為という風景に思えた。

いつ外すかという話もあるだろうが、あまりにも速すぎるし拒否というのは残念。
イトジェって結構好きな選手だったのが興醒め。
これから彼を応援することはないね。

それを超える素晴らしさが南アにあった。
とにかく完膚なきまで最後までプレーしていた。


関東学院大学ラグビー部のセカンドジャージが南アジャージのコピーだった時代がある。
その時に南アのジャージを手に入れた。
南アについてはあまり情報がなかった。
アパルトヘイト政策だったので世界のラグビーから外されていた時代。
スポーツは政治を越えるというのはなかなか難しいことがわかる。

南アはイングランド大会で日本にまさかの負け。
当時、奇跡の勝利と言われた。
それほど日本と南アは格が違う時代だった。
それが最後にキャプテンのマイケルリーチが強気の判断をして吉とでた。
よく鍛えられた選手は最後の最後で正確なプレーで勝利を掴んだ。

しかし、今大会では南アをどこからも攻められず完敗した。
その時に南アに優勝して欲しいなあと漠然と感じた。
確かにイングランドは前日本コーチが率いているということで応援するという選択もあったがそれより南アに愛着があった。

日本がスーパーラグビーに参加することで南半球の強豪選手たちと戦い親近感があった。
これからも継続されればいいと思っている。

やっぱり世界レベルでの試合をしていくしか強くなれない。
世界一流と言われる選手が日本でプレーすることはラグビーの未来に大きいプラス。
多分、ヨーロッパからはそのようなアプローチはないだろう。
日本はアジア地域でしかも北半球という地理的にラグビー地域では辺境。
ファイブネーション、シックスネーションなどなど世界的なリーグがあり他にもパンパシフィックなど次のティア2と呼ばれるリーグもある。
日本はティア1でプレーする権利が限りない。

そんな中で日本大会で見苦しい風景があったのは残念で日本がそんなことがないように祈る。

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